• 連載
2022.11.24
★お気に入り登録

アパレル倉庫に物流ロボット、人の「密」も防止/GROUND

ロボットがあれば慣れない人でも作業しやすい

 追従式などで作業者とロボットがセットで動く場合、ピッキングのルート次第では作業者同士が近接するタイミングが生じる。  そこで同倉庫では、作業者ごとに担当エリアを分け、各作業者がエリア内のピッキングだけを担当する「ゾーンピッキング方式」を採用した。出荷作業エリアまでの搬送はロボットが担うため、作業者はエリア内だけで作業を完結でき、作業時のソーシャルディスタンスを常に確保できる。

ダイアモンドヘッドの今井貴志取締役(左)、同社と共に同倉庫を運営するCSKプレッシェンドの松本雅彦フルフィルメントサービス部長(中央)、GROUNDの平野一将マネージャー

 「アパレルは繁閑の差が大きく、繁忙期には派遣スタッフにも来てもらうが、ロボットが止まったところで表示された商品をロボットに載せるだけなので、慣れない人でもスムーズに作業できる」とダイアモンドヘッドEC事業本部長の今井貴志取締役は言う。 「今後は金属部品など重量のある商材も運搬できるよう、最大荷重を従来の42.5kgから約100kgまで高めた新モデルも開発を進めている。架台やバスケットのカスタマイズにも、従来以上に柔軟に対応していく」とGROUNDソリューション営業部の平野一将マネージャーは言う。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE