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[国際物流総合展2024 vol.5]ロボットに何をさせるか?/ファナック、川崎重工業、ヤマハ発動機、ユーシン精機ほか

9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。展示会リポートの最後はロボットを中心にしたアプリケーションに焦点を当てた。

脚光浴びる自動化提案、ドイツで見た最新のソリューション/AMB2024

工作機械見本市「AMB2024」が9月10日~14日の5日間、ドイツ南西部のシュツットガルトで開催された。世界28カ国・地域から1244社が出展し、世界78カ国・地域から6万5584人が来場した。今回展の目玉は自動化ソリューションで、工作機械とロボットなどを組み合わせた自動化システムの最新提案が脚光を浴びた。

[ロボットが活躍する現場vol.39]「センサー×協働ロボ」で加工精度を安定/メトロール

センサーメーカーのメトロール(東京都立川市、松橋卓司社長)は、工作機械のマシニングセンタ(MC)と協働ロボットを組み合わせて、センサーのきょう体の部品加工を自動化した。自社のセンサーを複数使い、自動化システムと連携させて、部品の加工精度を安定させた。松橋社長は「人手不足が進む中、作業者は繰り返し作業でなく、付加価値の高い業務を担うべき。センサーを駆使すれば、MCの加工精度を担保できるという実例を社内に作りたかった」と構築の狙いを明かす。

切削加工用ロボットシステムの市場拡大へ、「ロボット加工技術研究会」発足

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(名古屋市守山区、片山誠二社長)や切削工具メーカーのイワタツール(同、岩田昌尚社長)など8社が、「ロボット加工技術研究会」を7月4日付で発足した。切削加工用ロボットシステムの技術開発を推進し、認知度向上や市場拡大につなげるという。同日から開幕した産業用ロボットや自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」の会場で会見を開き、発足の狙いや今後の取り組みについて報道関係者らに発表した。

[ショールーム探訪 vol.25]「分かりやすい展示」をコンセプトに/疋田産業「金沢ロボットセンター」

ロボットダイジェストの記者が読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。25回目は、工作機械やFA(ファクトリーオートメーション、工場の自動化)機器などを取り扱う専門商社の疋田産業(石川県白山市、疋田弘一社長)が金沢市に開所した「金沢ロボットセンター」を訪ねた。「分かりやすい展示」をコンセプトに、ショールームには複数のメーカーの多関節ロボットを7台設置。ロボット導入に関心のある地元北陸の企業などが気軽に立ち寄り、ロボット関連の情報を収集できる施設だ。

[直前特集RTJ2024 vol.2]製造業の集積地に期待/ファナック 山口賢治 社長兼最高経営責任者

ファナック(E-55)といえば黄色いロボットで有名だが、近年は緑色や白色のロボットでも知られる。ロボットテクノロジージャパン(RTJ)では展示の半分以上を白い協働ロボット「CRXシリーズ」にするという。山口賢治社長は「これから自動化に取り組みたい方には、取っ付きやすいCRXをおすすめしたい」と、製造業の集積地である愛知県での展示会に期待を寄せる。

[ロボットが活躍する現場vol.36]樹脂成形の現場が一変! 5年で生産性2倍に【後編】/石川樹脂工業

樹脂成形を得意とする石川樹脂工業(石川県加賀市、石川章会長)は、この5年で生産性を約2倍まで引き上げた。従来は人手に頼りきりだったが、協働ロボットの導入を機に生産現場の景色を一変させた。後編では、同社が内製したロボットシステムの具体的な作業内容を中心に紹介する。

[ロボットが活躍する現場 vol.36]樹脂成形の現場が一変! 5年で生産性2倍に【前編】/石川樹脂工業

樹脂成形を得意とする石川樹脂工業(石川県加賀市、石川章会長)は、この5年で生産性を約2倍まで引き上げた。従来は人手に頼りきりだったが、協働ロボットの導入を機に生産現場の景色を一変させた。石川会長は「地元の金融機関からも『無謀だ』と言われた。ただ、社内にロボットを扱えそうな人材や素養があったので、思い切ってリスクを取った。あの時に決断してよかった」と導入当時を振り返る。

配置パターンの生成機能で、積み付けを自動化しやすく/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月27日、パレタイジング(積み付け)の自動化システム「Palletizy(パレタイジー)」に新機能を実装した。新機能の「AutoLayout(オートレイアウト)機能」は、段ボール箱のサイズなどの数値に基づき、最適な積み付けパターンを自動生成する。樋口社長は「複雑な操作の必要ないオートレイアウト機能を提案し、中小規模の製造ラインの出荷作業の自動化を支援したい」と語る。

どこを見ても新商品・新機能! 注目分野を深耕【後編】/第33回ファナック新商品発表展示会

ファナックは5月13日~15日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第33回ファナック新商品発表展示会」を開催した。前編では物流向けや食品向けを中心に紹介したが、製造現場向けの提案も多い。後編では、自動車産業を意識したデモシステムや、ロボットと工作機械を組み合わせた展示などを紹介する。

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