
SIerも多数出展、金沢の展示会に3万5000人超/MEX金沢2023
「MEX金沢2023(第59回機械工業見本市金沢)」が5月18日~20日の3日間、金沢市で開催された。会期3日間で延べ3万5000人以上が来場した。会場では、北陸地域の企業の自動化ニーズに応えるソリューションが数多く展示された。人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、ロボットシステム関連のイベントも併催され、北陸地域や中部地域のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)も多数出展した。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
「MEX金沢2023(第59回機械工業見本市金沢)」が5月18日~20日の3日間、金沢市で開催された。会期3日間で延べ3万5000人以上が来場した。会場では、北陸地域の企業の自動化ニーズに応えるソリューションが数多く展示された。人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、ロボットシステム関連のイベントも併催され、北陸地域や中部地域のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)も多数出展した。
ファナックは5月15日~17日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第32回ファナック新商品発表展示会」を開催した。事前登録による1日4部の時間入れ替え制で、各回とも多くの来場者でにぎわった。ロボット関連では最大50kgまで対応する協働ロボットや、中型ロボットの新製品などが注目を集めた。
未来モノづくり国際EXPO実行委員会は5月10日~12日の3日間、「未来モノづくり国際EXPO2023」を大阪市住之江区のインテックス大阪で開催した。3日間で1万3210人が来場した。同展示会は2025年日本国際博覧会協会などの協力のもと、大阪で開催される2025年日本国際博覧会と連携した国際見本市。出展企業は産業用ロボットをはじめとした製品や技術を展示し、未来の製造業のあり方を提案した。また、オンライン展示も4月26日から5月19日まで開催する。
ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。34回目は、2019年にSIer事業に新規参入した田口鉄工所(岐阜県大垣市、田口泰夫社長)を取材した。産業用ロボットの安全特別教育の講習会などを開催する教育施設「RTC東海」を運営しつつ、今後はロボットシステムの提案活動も強化する。自社のロボット活用のノウハウなどを生かしたコンサルティングサービスを提供し、中小規模の金属加工会社の自動化を支援したい考えだ。
ファナックは5月15日~17日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第32回ファナック新商品発表展示会」を開催している。FA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)関連の新商品や新技術などを会場で多数発表する。
協栄プリント技研(東京都調布市、小林明宏社長)は、金型や微細加工を得意とする中小規模の金属加工業の企業だ。機械加工に関する知見を生かし、協働ロボットを使った自動化システムを開発した。協働ロボットが金属加工用の工作機械に対して、被削物(ワーク)の着脱などの段取り作業をする。高度な位置決め精度がいるが、自社で開発することで同社のノウハウをシステムに盛り込んだ。今春からは中小規模の金属加工業向けに、同システムの外部販売を本格化する。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。14回目は、協働ロボットに特化したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)が昨年4月に移転拡張した「協調安全ロボットテクニカルセンター」を紹介する。「協働ロボットを体験してもらう場」との位置付けで、ショールームにはさまざまなメーカーの協働ロボットが展示されている。
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月25日~27日、「ファクトリー・イノベーション・ウイーク」などロボット関連の展示会が同時開催された。来場者の注目を集めたのは、検査工程や物流の自動化だ。従来よりも作業内容が複雑で高度な用途の提案が目立った。また、新技術の展示も多く、近未来を感じさせる提案に来場者は足を止めた。
「ロボットダイジェスト」を運営するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)は1月12日、名古屋市内で年始イベント「2023FA業界新年賀詞交歓会」を開催した。ファクトリーオートメーション(FA、工場の自動化)業界の関係者ら686人が参加した。目玉は、「どうなる今後のFA業界」と題して実施された新春トップインタビュー。日本ロボット工業会などFA関連業界の6団体の会長や副会長が登壇し、今年の業界見通しや重点施策を熱く議論した。トップインタビューの司会は、ニュースダイジェスト社の樋口社長が務めた。
小型の自動旋盤メーカーのシチズンマシナリー(長野県御代田町、中島圭一社長)は2018年から、積極的な自動化投資を進めている。工作機械を使った金属加工の前後工程で被削物(ワーク)を搬送する用途では、1990年代から産業用ロボットやガントリーローダーなどを使ってきた。この4年は難易度の高い組み立て作業や検査工程の自動化にも挑む。中島圭一社長は「社内の自動化で得た自信を、顧客にも還元したい」と話す。