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特集・トピックス

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[注目製品PickUp!vol.23]プログラムは自分で!ハイエンドの取り出しロボット【後編】/ハーモ「HRXⅢ-iシリーズ」

今回の「注目製品PickUp!」は、ハーモ(長野県南箕輪村、濱秀明社長)が2017年に発売した、ハイエンドの射出成形品取り出しロボット「HRXⅢ-iシリーズ」を紹介する。複雑なプログラムをユーザー自身で作成できる機能「スマートプログラム」を専用コントローラーに搭載したのが最大の特徴で、同社は国内の自動車産業に攻勢をかける考えだ。また、独自のソリューション「トータルリンク」とiシリーズのセット提案も強化する。

中国メーカーが、運びながら仕分ける物流ロボを7月に発売/ギークプラス

中国に本社のある物流向けロボットメーカー、ギークプラス(日本法人=東京都港区、佐藤智裕社長)は今年7月、搬送物を自動で仕分けながら出荷口まで搬送する、自律移動型ロボット「EVE S20T」と「EVE S20C」を日本で販売する。 昨今、オンラインショッピングなどの電子商取引(EC)が増加している。物流量が増え、宅配便などの荷物を正確で高速に仕分けるニーズが高まっている。そこで無人搬送車(AGV)の技術を応用して開発したのが、今回の新機種だ。荷物を配送方面ごとの出庫口まで搬送する搬送ロボットで、各車両が独立しているため、コンベヤーなどの固定設備と比べて後付けが容易。物流量が変化しても、導入台数の調整で柔軟に処理能力を調整できる。導入した物流拠点の移転や統廃合があった際も、移転先に持っていき引き続き活用できる。

飛散物からロボットを守る保護カバー/キャプテンインダストリーズ

キャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区、山下宏社長)は4月24日、米国ロボワールドが開発した、オーダーメード式の産業用ロボット用の保護カバー「ロボスーツ」を発売した。塗料、鉄くず、切削液、化学薬品など幅広い飛散物から長時間、産業用ロボットを保護できる。ロボスーツは、厳しい条件で使用されることを想定しており、下腕、上腕、手首などの多数の部品で構成する。カバーの色は、黄、青、白、黒などを用意する。

貿易摩擦と新型コロナで大幅な減収減益/安川電機

大手ロボットメーカーの安川電機は4月10日、2019年度(2020年2月期)の決算を発表した。売上高は前年度比13.4%減の4109億5700万円、営業利益は同55.1%減の223億3900万円となり、大幅な減収減益となった。米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染の拡大により、世界的に設備投資需要が低迷した。「中国では産業用ロボットの引き合いや納入が再開しつつあるが、グローバルでは先行き不透明」と話した。

第1回ロボットSI検定の詳細を決定/FA・ロボットシステムインテグレータ協会

FA・ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)は4月10日、ロボットのシステムインテグレーション(SI)技能を認定する資格制度「ロボットSI検定」の第1回試験の概要を発表した。筆記試験は8月1日で、実技試験は9月5日、6日。日程は新型コロナウイルスの状況次第で変更の可能性がある。申し込み受け付け開始は6月15日を予定。筆記試験は東京都港区の機械振興会館、実技試験は大田区と新宿区の2会場で行う。初回のみ会員限定で、まずは3級試験のみ実施する。2021年1~3月には、一般の人も受けられる試験を東京・名古屋・大阪の全国3カ所での実施する計画だ。

オムロンの立石義雄元社長が死去

オムロンの元社長で名誉顧問だった立石義雄(たていし・ よしお)氏が21日午前0時27分、新型コロナウイルス感染症のため死去した。80歳。創業者立石一真氏の三男で、1963年に立石電機(現オムロン)に入社、87年に社長、2003年会長に就任。11年に名誉会長、19年からは名誉顧問だった。京都商工会議所の会頭なども務め、1989年にはニュースダイジェスト社による「第6回NDマーケティング大賞」も受賞した。

WRSの開催を来年度に延期/経済産業省、NEDO

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月17日、8月に福島県、10月に愛知県で開催を予定していた「World Robot Summit(ワールド・ロボット・サミット、WRS) 2020」の開催延期を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により今年度の開催は困難と判断した。延期後の開催日程は未定で、2021年度中で調整中。なお、延期後も「World Robot Summit 2020」の名称を使用する。

食品にも使える電動ソフトグリッパーを発売/OnRobot

デンマークに本社を置くロボットハンドメーカーのOnRobot(オンロボット)は4月8日、不定形物を柔らかく包んで把持する電動グリッパー「Soft Gripper(ソフトグリッパー)」を発売した。シリコン製のカップが開閉する構造で、可搬質量は最大2.2kg。対象物の硬さや大きさに合わせて、形状や柔らかさの異なる3種類のカップを選べる。食品に接触する器具として米国と欧州の規格に適合し、食品や化粧品、医薬品の搬送に向く。割れやすい卵や、つぶれやすい果物も把持できる。

棚置きロボを発売、省スペースで高密度配置可能に/安川電機

安川電機は4月7日、多用途向けロボット「GPシリーズ」のラインアップに可搬質量300kg、アームの長さが3220mmの「MOTOMAN(モートマン)-GP300R」を追加した。床より高い水平面に設置する「棚置き型」と呼ばれるタイプで、設置面より低い範囲で広くアームが動く。自動車ボディーなどをハンドリングするのに適する。床に置くタイプのロボットと組み合わせれば高密度なロボット配置が可能で、よりコンパクトな組み立てラインを実現できる。

電源さえあればどこでもロボット、5G環境のスマート工場

第5世代移動通信規格(5G)技術を用いて、敷地内や建物内でネットワークを構築するローカル5G。これを工場に導入し、産業用ロボットを動かしたらどうなる? どんな影響があるのか? そんな実証実験を九州工業大学などが共同で実施した。今後日本は、世界で初めて「人口減少」と「長寿命化」を同時に迎える。実験を統括した九州工業大学大学院の西田健准教授は「高付加価値の労働に労働力を集中させるには低付加価値の労働こそ5Gで自動化すべき」と語る。

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