生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

研究開発

RECENT POSTS

[ショールーム探訪vol.16]成長する「ロボの目」の礎を築く/東京エレクトロンデバイス「ロボットセンター」

東京エレクトロンデバイス(TED)は、産業用ロボットと組み合わせて使うビジョンシステム「TriMath(トリマス)」を手掛ける。その技術開発を支え、顧客に実機を披露する場として機能するのが横浜市都筑区にある「TEDロボットセンター(TRC)」だ。同社はトリマスを不定形物のピッキングや仕分け作業用に産業用ロボットと一体にして、パッケージシステムとして発売してきた。TRCでは、現在新たな販売戦略の開始に向け、着々と準備を進めている。事業を担当する神本光敬本部長は「新たな戦略にとって、TRCでの開発は今がまさに重要」と強調する。

[注目製品PickUp! vol.55]触れたら止まる、協働ロボ用の安全カバー/太田廣「MIONER」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。第55回は、工業用ゴムや樹脂製品などを取り扱う商社の太田廣(名古屋市中川区、太田直実社長)が今年5月に発売した自社ブランド製品「MIONER(ミオナー)」を取り上げる。ミオナーは協働ロボット専用の衝撃吸収型接触検知外装カバーで、人と接触した時に素早く安全に協働ロボットの動作を停止できるのが特徴だ。協働ロボットシステムの効率性と安全性を両立するのに役立つ。

[活躍するロボジョvol.21] 技術力買われロボ開発部門へ/パナソニック アドバンストテクノロジー 後藤彩さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第21回は、パナソニック アドバンストテクノロジー(大阪府門真市、水野勇介社長)の後藤彩さんを紹介する。大学では数式シミュレーションについて研究した根っからの理系で、プログラム作成やソフト開発が得意。「ソフト系の研究をしていたので、実物を伴う製造業で働きたかった」と話す。「ロボット開発部門に来たのは2年前。プログラム通りに動くため結果が分かりやすいのがいいですね」と後藤さん。「まずはロボットアーム開発の知見を深め、その先のキャリアに生かしたい」と言う。

[気鋭のロボット研究者vol.28] ワイヤから広がる研究テーマ【後編】/中京大学 木野仁教授

中京大学の木野仁教授は、パラレルリンクロボットのアームを軽量で柔軟なワイヤに置き換えた「パラレルワイヤ駆動ロボット」の研究を学生時代から続けている。この研究が「源流」となり、現在の受動歩行ロボットや筋骨格型ロボット、レスキューロボット、免震システムなどに研究テーマが広がった。後編では、これらの応用研究について紹介する。

[注目製品PickUp!vol.53]ソフトで柔軟にシステム構築/モベンシス「WMX3」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、韓国に本社機能を置くソフトウエア企業であるモベンシスの、ソフトベースのモーションコントローラー「WMX3」を取り上げる。専用のハードウエア機器やケーブルが必要なく、モーション・コントロール・システムの構築がハードベースよりも容易になる。日本法人(東京都立川市)の佐藤恭祐社長は「柔軟なシステム構築の他、ハード面の調達リスクの高まりもあり需要が伸びている」と話す。

[ショールーム探訪vol.13]実見し、触れて、楽しめる場所/テックシェア「開発センター」

TechShare(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)は、ロボット事業として中国DOBOT(ドゥーボット)製ロボットの販売などを手掛ける。需要が順調に伸びつつ、新型コロナウイルス禍中の新製品リリースで「見せ方」に悩み、ショールーム兼デモスタジオの「開発センター」を本社近くに開設した。DOBOTの教育用デスクトップ型ロボットや協働ロボットの動きなどを実際に見て、触れることができる。またアプリケーション(応用技術)開発の場でもあるため、開発センターを訪れれば他にも四足歩行ロボットや無人搬送車(AGV)などの動きも体感でき、楽しめるに違いない。

[気鋭のロボット研究者vol.28]ワイヤ駆動で高出力化や高速化【前編】/中京大学 木野仁教授

中京大学の木野仁教授の研究テーマは受動歩行ロボットや筋骨格型ロボット、レスキューロボット、免震システムなど多岐にわたる。前編では、全般的な研究の「源流」となるパラレルワイヤ駆動ロボットについて紹介する。パラレルリンクロボットで使われるアームをワイヤに置き換えることで大幅な軽量化を実現でき、さらなる高出力化や高速化が図れるのが特徴だ。

TOP