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特集・トピックス

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名古屋市にショールーム、目玉は狭い空間で共同作業する3台のロボ/ネクスティエレクトロニクス

豊田通商グループのエレクトロニクス商社、ネクスティエレクトロニクス(東京都港区、柿原安博社長)が自動化ソリューションの提案に力を入れている。その一環で、今年5月には名古屋市中区にショールームを設立した。ショールームの一番の目玉は、緊密に配置された3台のロボットがぶつからずに共同作業するデモシステムだ。狭い空間で3台ものロボットが干渉(接触、衝突)せずに稼働できる理由とは――?

産学官金連携のスタートアップ支援プログラム参加5社が決定/北九州市

北九州市は8月10日、産学官金(※編集部注:金は金融機関)が連携してスタートアップ企業の事業成長支援を行う「スタートアップSDGsイノベーショントライアル」の採択企業5社を発表した。本トライアルは製品の開発や販路拡大を通じたプロダクト・マーケット・フィット(PMF、製品が特定の市場において適合している状態)の達成を目標に、外部の専門家などによる支援を行う他、最大2000万円を補助する。

[進化する物流vol.14]高密度だけじゃない! 「遅い」の誤解を払拭/オートストアシステム 安高真之社長

オートストアは、ロボット自動倉庫システム「AutoStore(オートストア)」を製造、販売するノルウェーのメーカーだ。今年5月、日本法人オートストアシステム(東京都中央区)の社長に安高真之氏が就任した。国内でも着々と導入数を伸ばす。本社を拡大移転し、人員を2022年時点の3倍に増やすなど国内でもさらなる受注拡大に向け体制を整える。「オートストアは空間を最大限有効に活用できるため『高密度』のイメージは強いが、反面『遅い』と誤解されることが多い。その認識を塗り替えたい」と安高社長は意気込む。

AMRの経路生成を最適化するAI技術の共同研究を開始/凸版印刷

大手印刷会社の凸版印刷は8月10日、東京農工大学と人工知能(AI)技術を使った自律走行型搬送ロボット(AMR)の経路生成システムに関する共同研究を開始したと発表した。今回の共同研究では、AMRやスマートフォンなどで動作するAIを開発し、物流倉庫でのピッキング作業におけるAMRの経路生成を最適化する。

ランニングコストを削減できるロボットアーム/オリムベクスタ

オリムベクスタ(東京都台東区、木方敬社長)は、垂直多関節ロボット「OVR680K5N」を開発した。アーム部品やモーターをユーザー自身で交換できるのが特徴で、メンテナンスにかかるコストを削減できる。アームは長さの異なる部品と取り換えることで、リーチを柔軟に変えられる。「現場の環境の変化に合わせて、ロボットアームのリーチを変えたい」というユーザーの要望を開発に取り入れた。

工場のデジタルデータを製品設計に生かす/安川電機

安川電機は今年3月、埼玉県の入間事業所にある「安川ソリューションファクトリ」で新設ラインを稼働した。生産性を高めるためデジタルデータの活用に取り組んでおり、2018年の工場立ち上げ以来さまざまなデータを集めて分析してきた。新たにラインを設置するにあたり、それまでに収集したデータを生産工程の改善に生かした。渡辺賢司工場長は「現場の課題を製品設計に反映することで、より自動化に適した生産体制が構築できる」と語る。

ニデックのAGV事業を譲受/武蔵精密工業

武蔵精密工業は8月7日、ニデックドライブテクノロジー(京都府向日市、島野光次社長)との間で、無人搬送車(AGV)の製造販売事業を譲り受ける契約を締結したと発表した。武蔵精密工業はイスラエルの人工知能(AI)企業SIXAI(シックスアイ)と協業し、自律走行型搬送ロボット(AMR)やAIロボットプラットフォーム「MAESTRO(マエストロ)」の開発や販売を手掛ける。

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