マザー工場を再編、2つの工場棟を新設/ダイフク
ダイフクは、滋賀県日野町にあるマザー工場の滋賀事業所の再編を開始した。2028年までをめどに約330億円を投じて同事業所の生産能力を従来比で1.4倍に拡大するとともに、事業所内の物流効率化や事業継続計画(BCP)対応も進める。
その一環で、同事業所内に「G棟」と「M棟」と呼ばれる2つの工場棟を新設する。同事業所の大規模な拡張は06年以来18年ぶりで、4月11日には起工式を開催した。
G棟は半導体や液晶の生産ライン向けの保管・搬送システムを開発、製造する。一方、M棟は一般製造業や流通業の顧客向けの保守部品を管理するパーツセンターと、無人搬送車(AGV)の製造やコンベヤーシステムの組み立てエリアとして活用する。2つの工場棟には太陽光発電システムを設置し、事業所内で使用する電力の一部を賄う計画だ。延べ床面積はG棟が2万1300㎡、M棟が1万9900㎡。G棟が来年中、M棟が同年5月の完成を予定する。
滋賀事業所長最高製品責任者 (CPO)の三品康久専務執行役員は「同事業所の再編を通じ、生産性を一層高めて効率的なものづくりができるよう、長期的な成長に向けて基盤を強化したい」と語った。
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