生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.03.23

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「1日工場診断」を開始、3つのサービスで最適な自動化を/ロボカル

ロボットシステムの導入支援などを行うロボカル(東京都千代田区、芦川泰彰社長)は新たに、手軽に利用できる工場診断サービス「1日工場診断」を開始した。技術者による作業工程の分析や現場責任者・担当者へのヒアリングを通し、工場の課題を洗い出す。同社が展開する「生産技術代行サービス」「ロボットシステムの導入支援」と組み合わせれば、ロボット導入が初めての企業でも生産現場を最適に自動化できる。「現場の課題の洗い出しから実際の導入までをワンストップで提供できる体制が整った」とマーケティング事業部の矢部秀一ディレクターは言う。

現場の課題が明確になる新サービス

ロボカルとは?(ロボカル公式youtubeチャンネル)

 ロボカルは2021年創業のベンチャー企業だ。ロボットシステムの導入前コンサルティングに加え、提携システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)との連携によりシステム構築やアフターサービスまでをワンストップで提供できる。

「1日工場診断」を説明する矢部秀一ディレクター

 同社が新たに開始したのが、「1日工場診断」というサービスだ。
 同社の技術者、あるいは同社が提携する生産技術者が工場を訪問し、製造現場での作業を分析。工場長などの責任者と、実作業を担う現場の担当者の双方にヒアリングし、課題や対策などを洗い出す。どの工程にどれぐらいの人手がかかっており、どの程度改善が狙えるかなどを報告書として提出する。
 費用は19万8000円(税別)。「始めたばかりだが既に複数の引き合いや受注があり、評判は良い」と矢部ディレクターは話す。

仕様書の作成支援や構想設計も提供

ロボカルが運営するロボット導入サポートサイト

 同サービスは、改善が必要な工程などを把握するために単独で利用することもできるが、同社の他のサービスと組み合わせても利用できる。
 それが「生産技術代行サービス」だ。月額30万円(税別)でコンサルティング契約を交わし、ロボット導入に向けた要求仕様書の作成支援や構想設計などを行う。

 要求仕様書の作成支援では、どういった項目が必要かといった基本的な事項から、サイクルタイムなどの数値はどの程度が妥当か、各社個別の条件をどう盛り込むかなど、手厚く支援する。SIer側に提出する要求仕様書だけでなく、現場の担当者が決裁者に提出するための稟議書類の作成もサポートする。
 「ロボットシステムの導入経験がない企業は、そもそも要求仕様書の書き方が分からないことが多い。また稟議書類も、投資対効果などの数値算出の論拠があいまいでは、決裁者が判断できない。『このサービスを通してそういったノウハウを社員に学ばせたい』というニーズもある」(矢部ディレクター)。

 構想設計は、他社で成功している活用事例などを参考に、最適かつ現実的なシステムを提案する。「自社で集めた事例や提携SIerの導入事例など、1500件以上のロボット設備の情報をデータベース化している。ロボットハンドなどの周辺機器の情報や、システムのサイクルタイムなども把握しており、協働ロボットに関する知見も豊富。最短3日で最適なシステムを提案できる」という。さまざまなロボットメーカーや周辺機器メーカーとも協業しており、メーカーにとらわれず最適な製品を選択できる。

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