全固体電池を搭載したロボットのテスト運用を開始/京セラ、マクセル
京セラとマクセルは1月28日、マクセルの充電式全固体電池「PSB401010H」を組み込んだ電源モジュールを京セラの鹿児島川内工場で使用する産業用ロボットやコントローラーに搭載し、昨年12月よりテスト運用を開始したと発表した。
マクセルの全固体電池は京セラが開発した耐熱性と気密性が高いセラミックパッケージを外装に採用する。
産業用ロボットの多くは停電時のメモリーの保持やリアルタイムクロック(RTC)用の電源モジュールに一次電池(使い切りの電池)を搭載しており、1~2年ごとの電池交換が必要だった。一方、PSB401010Hは製造現場の過酷な環境下でも高い安全性を保ちつつ10年以上の長寿命化を実現し、電池の交換作業や廃棄物の削減を見込める。
京セラは自社工場での運用結果を踏まえ、製造現場のさらなる省メンテナンス化や環境負荷の低減に貢献する技術の導入を検討する。また、マクセルは高性能で信頼性の高い全固体電池やモジュールの開発を進める。両社は今後も全固体電池や関連する技術分野で協力を深め、幅広い分野で社会課題の解決に貢献する構えだ。

