[特集 物流機器は新世代へvol.10]9日から愛知で初開催! 現地で見るべき展示はこれだ
ロボがコンテナを出し入れ、収納力が高い自動倉庫
オカムラ(小間番号=C-101)は、「ロボティクスで創る 物流のニューノーマル」をテーマに、ロボティクス・ソリューションのデモンストレーションを披露する。
具体的には、同社が国内唯一の正規代理店を務める、ノルウェー・オートストアのロボット倉庫システム「Autostore(オートストア)」を展示する。
オートストアは、多数の四角いロボットが、倉庫上部から縦横に敷き詰められたコンテナを出し入れするユニークなシステムだ。収納力は、一般的な自動倉庫の約2倍、平置き棚の約3倍だという。世界30カ国以上の約500カ所で導入され、日本でも大手家具メーカーニトリの物流倉庫などで採用されている。
この他には、コンテナから商品を取り出すロボットシステム「RightPick(ライトピック)」や自律移動ロボット「ORV」なども出展し、物流を止めないための自動化ソリューションをアピールする。
デモ機を通じ、独自技術をアピール
アイエイアイ(小間番号=D-408、静岡市清水区、石田徹社長)は2点の位置決めに特化した電動アクチュエーター「エレシリンダー」を使った電動コンベヤーのデモ機や、直交ロボット使ったビールケースのパレタイズ(積み付け)システムを展示する。
また、昨年1月に発売した「デジタルスピコン付きエレシリンダー」を来場者が操作できるコーナーも設ける。これまでは外付けだったコントローラーとティーチングペンダントを内蔵することで、始点や終点、速度、加速度などを本体で簡単に設定できるようにした製品だ。ブースでデモ機に触れてもらうことで、操作の簡単さをアピールする。