[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【前編】
協働ロボットにAIを付けたシステムも
弁当盛り付けロボットをベンチャー企業が発表
他にもベンチャー企業の展示はあった。
研究・教育用のロボットなどを開発、販売するアールティ(東京都千代田区、中川友紀子社長)は、弁当におかずを盛り付けるためのヒト型ロボット「Foodly(フードリー)」を発表した。
弁当の容器に、唐揚げやハンバーグなどを詰める作業を担う。山積みになった唐揚げはビジョンセンサーでの認識が難しい物の一つだが、AIを使った独自の画像処理技術により、この課題を解決した。リスクアセスメント(リスクの確認と対処)をすれば安全柵なしで設置でき、人に交じって働ける。
「実演をすると大勢の来場者が集まり、商談もとても多い。人が作業するとどうしても毛髪の混入などのリスクがあるので、衛生面から関心が高い」と広報担当者は話す。
前編では会場で見つけたロボットメーカーの展示を中心に取り上げた。しかし出展しているのはロボットメーカーだけではない。後編ではシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)や商社、ロボットハンドのメーカーの食品産業に対する提案を紹介する。
――後編へ続く
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
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