[進化する物流vol.12]都内にデモルームを開設、国内売上高300億円を目指す/EXOTEC NIHON
フランスの物流ロボットベンチャー企業EXOTEC(エグゾテック)の日本法人、EXOTEC NIHON(エグゾテック・ニホン、東京都港区、立脇竜社長)は6月28日、東京都江東区に「東京デモセンター」を開設した。「EXOTECがデモ専用施設を開設するのは今回が世界で初めて。日本では今後5年間で年間売上高300億円、マテハン機器業界のトップ5を目指す」と立脇社長は語る。
世界唯一のデモ専用施設
EXOTEC NIHONがデモセンターを開設した場所は、JR京葉線と東京メトロ有楽町線、東京臨海高速鉄道りんかい線の路線が乗り入れる新木場駅から徒歩12分。材木倉庫だった建物を改装した。 倉庫の入出庫作業を自動化するシステム「Skypod(スカイポッド)システム」を常設展示する。 スカイポッドシステムは、ラック(保管棚)とそのラックに収納する樹脂製のコンテナ、作業者がコンテナから物を出し入れするピッキングステーション、棚とステーションの間でコンテナを運ぶ搬送ロボットなどで構成される。搬送ロボットは床面を走行するだけでなく、ラックの昇降や、ラックへのコンテナの出し入れまで担う。また、人の代わりに産業用ロボットがコンテナから物をピックアップする「ロボットピッカー」も選択できる。デモルームでは、これらの実機を一式展示する。