3社協業で協働ロボのショールーム開設/レステックスほか
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のレステックス(千葉県松戸市、斉藤圭司社長)は、台湾テックマンロボットの販売店プレミアエンジニアリング(千葉県松戸市、松本大亮社長)、技術者の人材派遣サービスを展開する日研トータルソーシング(東京都大田区、清水浩二社長)と協業し、協働ロボットのショールーム「オートメーションプラザ『未来のひろば』」を開設する。「ロボット本体と周辺機器を一体化したパッケージシステムなども常設展示するので、自動化を考える多くの企業に来ていただきたい」と斉藤社長は話す。
駅近の好立地にオープン
「未来のひろば」があるのは千葉県松戸市。レステックス本社が入居するビルの1階で、JR常磐線と流鉄流山線の2路線が乗り入れる馬橋駅西口から徒歩2分の場所だ。 来場は事前予約制で、未来のひろばのウェブサイトから予約できる。グランドオープンは12月1日を予定する。
パッケージシステムを技術サポートとセットで
レステックスは顧客の要望に応じて専用のロボットシステムを設計、製造するSIerだが、テックマンのロボットと架台やロボットハンドなどをパッケージ化した商品「TM-REXシリーズ」も販売する。 ロボット本体のサイズは2種類、ハンドは対象物を可動式の爪で挟むタイプと、吸着するタイプから選べる。 TM-REXシリーズを開発したのは昨年で、これまでも販売はしてきたが、未来のひろばの開設に合わせて貸し出しプランや技術サポート付きのプランを開始した。 「プランA:借りるプラン!」では、1~3週間TM-REXを貸し出すとともに日研トータルソーシングの技術者を派遣し、技術サポートをする。レンタルサービスとして事業化する狙いはなく、技術者に教えてもらいながら、自社で使いこなせるかを確認するためのプランだ。 「プランB:学ぶプラン!」では、TM-REXを販売するとともに技術者を1~4週間派遣する。派遣技術者はロボットに動作を設定する教示作業はせず、導入企業が今後自社で運用できるよう、技術者に教わりながら顧客自身が教示する。 「プランC:独学プラン」として、TM-REXシリーズと2日間の操作講習だけの、従来と同様の販売プランも維持する。