[進化する物流vol.9]日・米・欧・中、世界4極会議を開催/日本物流システム機器協会ほか
日・米・欧・中の世界4極のマテリアルハンドリング(マテハン)機器の団体で構成されるワールド・マテリアル・ハンドリング・アライアンス(WMHA)は9月、第8回「WMHA会議」を開催した。各極がマクロ経済の見通しやマテハン機器市場の動向を発表し、情報を共有した。会議の最後には「共同声明」を発表し、新型コロナウイルス禍や半導体不足などの課題がある中で、WMHAとしてのつながりを今後さらに深めることなどを確認した。
コロナ禍を経て再開
日本からはWMHAに、日本物流システム機器協会(JIMH)が参加している。今回のホスト国は日本で、同協会が中心となりWMHA会議を開いた。コロナ禍を考慮し、今回はウェブ会議システムを使ってオンラインで開催した。
変わる事業環境
会議の最後には、第8回WMHA会議の成果として共同声明を発表。 「物流に関するさまざまな問題に真摯(しんし)にかかわり、発展的な未来に向けたビジョンを共有しながら、マテリアルハンドリング分野におけるグローバルな課題解決に向け、情報交流を進めてまいります」と、今後協力関係を一層強化していく方針を確認した。 次回のWMHA会議は、来年3月に米国・シカゴで開かれる物流・輸送の専門展示会「ProMat(プロマット)2023」に合わせて米国で開催する計画だ。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
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