2022.10.25
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深刻な人手不足で自動化に熱視線【前編】/米国国際製造技術展(IMTS)2022

プラスアルファで自動化推進

アマダマシナリーのバンドソー「HPSAW-310」にローダー「搬出システム」を接続したデモ

 工作機械とロボットの組み合わせの他に、ローダーなどの周辺機器を接続することで自動化を提案する展示も数多く見られた。  アマダマシナリー(神奈川県伊勢原市、川下康宏社長)は、バンドソー「HPSAW-310」にローダー「搬出システム」を接続したデモで、作業の効率化と自動化をアピールした。搬出システムはローラーコンベヤーで長尺ワークをHPSAW-310にローディングする。コンベヤーは横方向に2列で並び、搬送路全体が横方向にもスライドするため、ワークの段取り替えも自動化できる。「ローディングを自動化することで、人の手をかけることなくさらに生産効率を高められる」と米国法人の関根徹郎営業本部長は語る。  エンシュウは立形マシニングセンタ(MC)「GE30V」にオプションのローダーとストッカーを接続したデモを展示。オプションのオート・ツール・チェンジャーを使えば最大40本の工具を自動交換できる。ローディングや工具の交換を自動化する。  後編では、ロボットメーカーや海外の工作機械メーカーによる自動化提案を紹介する。

――後編に続く

(ロボットダイジェスト編集部)

※この記事は「月刊生産財マーケティング」2022年11月号に掲載した内容を再編集したものです。

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