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2022.04.04
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[SIerを訪ねてvol.22]コンサルティングでビジネスモデルを健全に/ブリッジ・ソリューション

SIerのビジネスモデルを変える

「SIerにとって厳しい現状を変えるために、この会社を立ち上げたと言っても過言ではない」と坂本俊雄社長は言う

 SIerは製造現場の視察や初案の設計などの作業を経て、初めて契約を交わすのが現状。坂本社長は「要件定義や初案の設計には、かなりの時間と労力を要する。しかし、失注すると売り上げになることはなく、SIerが疲弊する一方になってしまう」と問題視する。    その対策として同社が取り組むのがコンサルティング事業だ。自動化の要件定義や簡単な設計をコンサルティングとして有償で提供する。顧客がシステム導入を最終的に断念しても、最低限の費用は回収できる。坂本社長は「費用をいただく以上は、わが社からも自動化や省力化に関するアイデアや知識は惜しみなく提供するため、互いに得られるものがある。この取り組みを他のSIerにも広げて業界を変えたい」と意気込む。

(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)

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