• インタビュー
2019.02.20
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世界の猛者。ABBが食品に注力するワケ【その1】/ABB中島秀一郎ロボティクス事業部長

日本国内の取り組み

協働ロボットのユーミィが並ぶアプリケーション・センター東日本内部

――国内で最も実績のある分野は。  分野別では、塗装向けに多くの製品やソリューションを持っています。実は塗装向けソリューションのABB全体の開発拠点が静岡県島田市にあります。いくつかある日本の自動車産業の集積地それぞれに足を延ばしやすい立地です。研究拠点がある地の利を生かし、塗装工程の自動化を求める国内のお客さまに先端技術を提案できます。 ――なるほど。  また日本には、ABBとSIer、お客さまの3者が協力してロボットの動作テストや周辺機器を開発する拠点を2カ所設けています。昨年、愛知県豊田市に開設したアプリケーション・センター中日本では、中~大型ロボットを常設し、主に自動車部品、金属加工向けの提案をしています。具体的には、お客さまが持ち込んだ課題に最適なソリューションを提案できるよう既存のシステムを調整したり、新規で開発します。世界53カ国での事例やノウハウを、日本市場に適するように再構築し提案しています。 ――もう1カ所は。  もう1つがここ、アプリケーション・センター東日本です。こちらでは、小型のロボットシステムや協働ロボットのユーミィを置き、食品や電子機器向けの提案をします。産業用ロボットの世界4強の中で、ABBは食品産業向けのノウハウに秀でているメーカーだと思います。 ――では、次の記事でアプリケーション・センサー東日本の取り組みや、貴社が食品にも注力する理由をお尋ねします。 よろしくお願いします。

――その2に続く (聞き手・編集長八角秀)

関連記事:世界の猛者。ABBが食品に注力するワケ【その2】/ABB中島秀一郎ロボティクス事業部長(2月21日アップ予定) 関連記事:世界の猛者。ABBが食品に注力するワケ【その3】/ABB中島秀一郎ロボティクス事業部長(2月22日アップ予定)

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