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2025.08.28
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[SI基礎講座vol.22] 技術者倫理と法知識②

倫理と法(SI基礎講座、スライド資料より)

 モラル・道徳について話をしましょう。「人としてどうすべきか」という話ですね。

 設備を作る際は、その先にいる使用者、運用する人達を想像してください。そういった人たちに喜んでもらえる設備でなければいけませんよね。それが一つの基準となります。

 法などの決められたことは、必ず守らないといけません。自分の考えとは関係ない「他律的」な部分です。そこで触れられていないような部分は、自分で判断しないといけないわけですから、そこは「自律的」にきちんとやる、これが技術者倫理です。

技術者倫理とは①(SI基礎講座、スライド資料より)

 右は、技術士の倫理綱領です。倫理綱領や倫理規定のようなものはいろいろな団体や機関が策定しており、例えば日本機械学会などにもあります。

 大まかに言えば「他者に不利益が出ないように行動しなさい」ということです。

技術者倫理とは②(SI基礎講座、スライド資料より)

 他者に見つからなければいいのか――、そうではありませんよね。「こういったリスクがありそうだが、このまま放置して進めていいのだろうか」など、常に自分を問いただしてください。大事なのは「世の中の役に立つものを作る」という観点です。

 工場設備は簡単に人の命も奪えてしまいます。その責任は技術者にあることを常に頭に置いて、設計してください。

 

――次回は「技術者倫理と法知識③」です

(構成・ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

 

※この記事は2023年9月12日~14日に日本ロボットシステムインテグレータ協会が主催した「ロボットSI基礎講座」を誌上講座として収録したものです。「ロボットSI基礎講座」の詳細情報の確認や申し込みは、同協会の公式ウェブサイト内「ロボットSI基礎講座」のページから。

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