鍛圧機械展に見る多彩な「産ロボの使い方」【後編】/MF-TOKYO
アーム先端に測定ユニット
丸紅情報システムズ(東京都新宿区、渡辺亮一社長)は、光学測定ユニット「ATOS(エートス)センサー」をロボットアーム先端に搭載した「ATOS Scan Box(エートス・スキャン・ボックス)」を展示した。
登録した設計データと実際の対象物を比較し、設計通りの形状になっているかを確認できる。検査箇所を指定すれば、その場所を検査するためのロボットの動作プログラムは自動生成されるため、ロボットに関する専門的なプログラミング技術は必要ない。
「全体を細かくチェックすることも、一部分だけを素早く確認することもできるので、試作品の検査から量産での全数検査まで幅広く対応できる」(清野光央テクニカルエキスパート)。
測定する対象物のサイズに合わせて「シリーズ4」から「シリーズ8」までをそろえ、シリーズ8なら自動車の車体をそのまま計測できる。