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2024.11.25
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[SI基礎講座vol.18] 導入ステップ②

地ならしの具体的ステップ

地ならしの取り組みステップ(SI基礎講座、スライド資料より)

 地ならしをステップごとに分けてもう少し説明します。  まず最初のステップは、生産性改善やロボット導入に向けた体制を整えることです。「プロジェクトチームを作ってください」ということですね。  以前にもお話ししましたが、関係する全部署からメンバーを出してもらうようにしてください。「うちは聞いてないよ」なんて部署があってはいけません。関係する部署には全部入ってもらって、一緒に「あるべき姿に向けて何をすべきか」を考えるチームになってもらう。プロジェクトチームを立ち上げる時は、リーダー・責任者もきちんと決めてください。

地ならしの取り組みステップ(SI基礎講座、スライド資料より)

 ステップ2は、「自社の現状を整理分析した上であるべき姿を描く」ことです。3年から5年先のあるべき姿を描いて、その上で実際のデータで現状を把握しましょう。そうすれば現状とあるべき姿との間のギャップが分かりますので、それをどう埋めていくか検討できるようになります。  ステップ3以降は次回の「ロボット導入ステップ③」で説明していきます。

――次回は「ロボット導入ステップ③」です (構成・ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

※この記事は2023年9月12日~14日に日本ロボットシステムインテグレータ協会が主催した「ロボットSI基礎講座」を誌上講座として収録したものです。「ロボットSI基礎講座」の詳細情報の確認や申し込みは、同協会の公式ウェブサイト内「ロボットSI基礎講座」のページから。 SI基礎講座:記事一覧はこちらから

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