実績2万件以上の大手SIerが“リモート化”に見出した価値/リモートロボティクス×豊電子工業
専用ツールで簡単にリモート化
リモートロボティクスは、Remolinkを組み込んだロボットシステムを構築するためのサービスとして、Remolink Builderを提供する。Remolink Builderは、Remolink Toolsと開発向けのサポートサービスで構成される。 「ツールの操作が簡単なことに加え、リモートロボティクスのサポート体制が充実している。これまでPython(パイソン)などのプログラミング言語を使ったことはなかったが、遠隔操作用のアプリを簡単に作成できた。デジタルネイティブの世代ならば、より簡単にアプリを作れると思う。Remolinkの導入に必要な作業をする心理的ハードルは低く、ロボットのリモート化は決して難しくない」と沢島さんは言う。 今後、リモート化を推進するための足掛かりとして、物流業界での導入を目指す。「物流業界は新しい技術を積極的に取り入れる土壌がある。そこで導入実績を増やし、ノウハウを蓄積できれば。その後、他の領域への展開を進めていきたい」と成瀬常務は今後を見据える。 リモートロボティクスは11月29日~12月2日に開催する2023国際ロボット展(iREX2023)に出展する。リモートを活用した自動化の提案を、会場で実際に見ることができる。出展ブースの位置は【E2-06】。 また会期3日目の12月1日10時30分から、リモートロボティクスの田中社長が「『リモート』がもたらす人とロボットの新しい働き方」をテーマに出展者セミナーを開催する。セミナーの聴講はウェブサイトから申し込み可能。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)