[SIerを訪ねてvol.18] 生産ライン全体をワンストップで【後編】/津田駒工業
人員の拡充にも取り組む
TRIの売り上げ目標は3億円。早期達成に向け、自社工場のシステムを紹介するなどのPR活動に注力する。 事業の立ち上げから3年がたち、金属加工会社を中心に引き合いが徐々に増えてきた。だが、坂井取締役は「わが社が得意ではない分野の案件だと、要望に合ったシステムの構想を練るのにどうしても時間がかかる」と吐露する。得意分野の金属加工だけではなく、ノウハウがまだ十分に確立できていない食品や医療などの分野も含め、いかに実績を積み重ねるかが今後の課題だ。 また、現行は6人のメンバーでTRIを運営するが、今後の自動化ニーズの高まりを見据えて人員の拡充にも取り組む。 TRIは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の自動成形装置を手掛けるコンポジット機械事業の傘下にある。コンポジット機械事業にもロボットを扱えるエンジニアが複数いるため、部署間の人材交流も進める考えだ。
――終わり (ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)
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