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2021.02.10
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[ロボへの道も一歩からCase.1-⑨]作業の選択と集中/サンエース編

藤田社長から送られてきた写真

 後日。藤田社長から写真とメールが届いた。 「今は、ロボットハンドとロボットの架台の高さなどを確認中です」  さっそく進捗(しんちょく)を確認すべく、2月5日にサンエースへ。 「約1カ月ぶりですが、どんな感じですか?」(記者) 「ロボットは、2階(製品の梱包や検査をする作業現場)に運んだんです……こんな感じですね」(斉藤さん)  !! 」(記者)

ハンドや昇降機、外枠などがすでに組み合わされていた

 思った以上に形になっていた! 「先日話していた干渉はどうですか?」(記者) 「プログラムの工夫で何とかなりそうです。ただ外枠を付けて動きを見ると、思ってた部分と違うところもあったので、枠を広げたりして調整してます」(斉藤さん) 「ストッカーを置く昇降機もありますし、取り出して検査するまでの準備は着々と進んでいる感じですね。アウトの部分(検査後のエルボをコンテナにしまう作業)はどうするんですか?」(記者) 「もちろん、しっかりストッカーに並べられるなら、それに越したことはないです。でも、先日も話してましたが、それは難易度が高そうなので、まずは傷付かないように収める程度でOKです」(藤田社長) 「一応、ストッカーに並べて入れる方法は試していて、最適な入れ方が見つかりそうですけどね」(斉藤さん)  斉藤さんは、アウトまでやりきる気満々だ。

自動化システムのことを説明する斉藤さん(左)

「……まぁまぁまぁ。それはおいおいでいいですよ」(藤田社長) 「順番に、クリアしていく感じですよね。ちなみに、思ったんですが……」(記者)

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