• インタビュー
2019.12.23
★お気に入り登録

ロボット事業に挑むジャバラメーカー【前編】/ナベルホールディングス永井規夫社長、永井杏奈取締役

標準品のラインアップを拡充

――ロボットにカバーを取り付けるニーズは? 永井社長:自動車のスポット溶接ロボットでは、カバーの需要が高いですね。溶接現場のような火花が飛び散る環境ならカバーの必要性がイメージしやすいですが、実は一般用途でも結露対策などの防水関連のニーズがあります。工作機械とロボットを組み合わせて使うケースも多いですが、工作機械の内部はクーラント液(切削加工時に加工点を冷やしたり切りくずを排出するために使う液体)が飛散し湿気が多い。こうした環境からロボットを守るためにもカバーは重要です。 永井取締役:最近は食品産業などからの引き合いも増えています。衛生の観点から、カバーのニーズが高まっています。 ――今後の展開をお願いします。 永井社長:標準品のラインアップを拡充します。他の協働ロボットメーカーの製品に特化したカバーも開発したいですね。TMシリーズ専用のカバーは6種類ありますが、顧客の要望次第ではバリエーションを増やす、または減らす可能性もあるでしょう。 ――分かりました。後編では、もう一つの事業であるTMシリーズの輸入販売について詳しく聞かせてください。 永井社長:テックマン・ロボットの正規代理店になったきっかけもロボット用カバーでした。後編ではその辺りの背景などを紹介します。

――後編に続く (ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)

関連記事:ロボット事業に挑むジャバラメーカー【後編】/ナベルホールディングス永井規夫社長、永井杏奈取締役(12月24日アップ予定)

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE