物流ロボが半年無料に!オリックスの新物流拠点がオープン/オリックス
カゴ車のけん引が可能な台車型も
もう一つの新製品がZMP(東京都文京区、谷口恒社長)の台車型物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」。台車部分に最大150kgの荷物を載せられるだけでなく、カゴ車のけん引も可能だ。床面への磁気テープの敷設は必要なく、走行ルートを示すシールを床面に10m以内の間隔で貼るだけでルートを指定できる。発信機を自動追尾する「カルガモ機能」を使えば、複数のキャリロを連ねて運用することもできる。 この2製品が加わったことで、フリーレント対象製品は9メーカー10機種となった。AGVの他にも、アーム型の垂直多関節ロボットではファナックの35kg可搬の協働ロボット「CR-35iA」、パワー・アシスト・スーツではイノフィス(東京都新宿、古川尚史社長)の「マッスルスーツ」などをそろえる。 「物流向けロボットでは新たな製品が次々に出てくるので、陳腐化のリスクがある。より良い製品が出てきたらそちらに変更できるのもレンタルの良さ」(オリックス・レンテック経営統括チームマネージャー)。 オリックスの清田部長は「ロボットのレンタルで実績の豊富なオリックス・レンテックと一体となってフリーレントを提供するので、サポート面も充実している。その他にもさまざまな付加価値を提供できるため、ぜひとも当社の物流拠点を利用してもらえれば」と語る。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)