[国際ロボット展 特別リポートvol.20]自律して動くロボットが主役/安川電機
会期の直前から会期中・会期後まで合計30本の記事を掲載してきた「特集 国際ロボット展」。最後を飾るのは、会場内最大級のブースでさまざまな製品デモを披露した安川電機だ。ロボットを動かすにはティーチング(教示)が必要――。その常識を打破するかのように、会場ではティーチングが不要な次世代ロボットなどを展示した。自律的に動くロボットで、変種変量生産の自動化を提案する。
企業コンセプトを体現する
動作経路を自動で作る
会場ではシーリングを模してワークの輪郭をなぞる動作や、来場者が指定したジュースパックの箱詰め作業を披露した。いずれも各種センサーでワークを検知するため、ランダムに配置されても、ティーチングレスで自律的に作業できる。 来年度内の発売を目指しており、アプリケーション(応用方法)の開発を担うパートナー企業の参入障壁を下げるために、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース、アプリケーション間で連携するための仕様)を用意する。パートナー企業による多様なアプリ提供を通じて、ロボットの活用の幅を広げる狙いだ。