欧州の工作機械展で多彩な自動化アプローチに脚光/EMOハノーバー2025
世界最大級の工作機械見本市「EMO(エモ)ハノーバー2025」が9月22日~26日の5日間、 ドイツのハノーバーで開催された。約1600社・団体が出展し、5日間で約8万人が来場した。欧州製造業では労働力のひっ迫や熟練作業者不足が課題となっており、会場には出展者各社の多彩な自動化ソリューションが並んだ。
自動化への関心根強く
多彩な自動化技術を披露
DMG森精機は垂直多関節ロボットや搬送ロボットを使い、多彩な自動化提案に力を入れた。一つの展示ホールを丸ごと使い、ブース全体で「DMG MORI WORLD(ワールド)」を構築して製造業の未来を表現した。ソリューションとして展示した機械は40台以上に上った。
新製品の5軸マシニングセンタ(MC)「DMC 65 monoBLOCK(モノブロック)2」と組み合わせたロボット「MATRIS(マトリス)WPH210」は、垂直多関節ロボットがハンドを付け替えることなく、ワークもパレット(荷役台)も搬送できる。
他にも自律走行型ロボット(AMR)を活用し、パレットや工具、チップバケットの自動搬送デモを実演するなどして、多くの来場者の注目を集めた。

