売上高、利益の中間期過去最高を更新、利益予想は上方修正/ダイフク
ダイフクは8月7日、2025年12月期第2四半期(中間期、25年1月~6月)の決算説明会をオンラインで開催した。
受注高は24年12月期中間期(国内は決算期変更により24年4月~9月、海外は24年1月~6月)と比べ0.2%増の3344億円だった。一般製造業や流通業、自動車生産ライン向けが減少したが、半導体生産ラインや空港向けシステムが増加したことで、前年並みの水準となった。
売上高は同7.9%増の3264億円、営業利益は同34.0%増の511億円、経常利益は同37.5%増の525億円、親会社株主に帰属する中間純利益は同26.6%増の376億円と増収増益を記録。いずれも中間期では過去最高を更新した。生産効率化をはじめとするコスト削減の取り組みなどで利益率が向上した。
また、25年12月期の業績予想は受注高が7000億円、売上高が6500億円と5月に発表した予想額を据え置いた。一方、営業利益は5月予想時から55億円増の870億円、経常利益は同57億円増の900億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同30億円増の680億円に上方修正した。
下代博社長兼最高経営責任者(CEO)は「わが社は地産地消を基本戦略としているため、米国トランプ政権による関税引き上げの影響は限定的」と語った。