AIロボットアームなど新仕様を開発/オートストア
ノルウェーに本社を置くオートストアの日本法人、AutoStore System(オートストアシステム、東京都中央区、安高真之マネージングディレクター)は3月11日、ロボット自動倉庫システム「オートストア」の機能を拡張する新仕様を複数開発したと発表した。
新開発の仕様の一つが「Carousel(カルーセル)AI」。人工知能(AI)を搭載したロボットアームが保管容器の中から製品をピッキングする。「CarouselPort (カルーセルポート)4.0」からのアップグレードにも対応する。欧米で先行発売し、日本を含むアジア太平洋地域での発売は未定。
二つ目が、複数の注文品をまとめる作業にも対応するポート(出し入れ口)「VersaPort(バーサポート)」。入庫と出庫の切り替えが容易で、単独で稼働させるだけでなく複数台を連結して使うこともできる。こちらは日本では年末ごろから提供開始の予定。
その他、メンテナンスをしやすくするサービスタワーやシステムをより効率的に運用するためのソフトウエアなども刷新した。
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