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2024.02.13

イベント

周辺機器やAIでより高度な自動化を、ロボットの専門展で脚光

操作や教示の先進技術

グローバルコネクトは2台のロボットを組み込んだ自動ピッキングシステムを披露した

 グローバルコネクト(神奈川県厚木市、髙木宏昌社長)はSIerで、コーティング材の塗布や、成形機からの成形品の取り出しの自動化などを手がけてきた。

 ブースではカメラとAIを活用した自動ピッキングシステムに加え、自律走行型搬送ロボット(AMR)も展示した。
 また作業者と接触してロボットが停止した際、タブレット端末から動作の再開を指示できる遠隔操作技術もアピールした。
 石井宏明統括管理マネージャー兼財務&経理グループリーダーは「ユーザーが安心して生産現場の自動化をできるように、システムの設計から納入後のメンテナンスまで一貫して受けられるのがわが社の強み」と自信を見せる。

ロボットが「MIMIC KIT」のリモコンと同じ動きをする京二のデモシステム

 機械部品や産業用ロボットなどを販売する商社の京二(東京都千代田区、井口宗久社長)は、作業者の動きをロボットに転送する「MIMIC KIT(ミミックキット)」を展示した。リモコンや受信機などがセットになっており、作業者はリモコンを動かすことでロボットにティーチングできる。
 担当者は「塗装や研磨など、ダイレクトティーチング(ロボットアームを手でつかんで動かす教示方法)でも難しい感覚的な作業を、ロボットに簡単に設定できる。これまで海外のロボットメーカーの製品でしか使えなかったが、新たに不二越のロボットにも接続できるようになった」と話す。

(ロボットダイジェスト編集部 水野敦志)



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