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2021.11.05

キリングループ初の茶葉を開梱投入する自動化設備を導入/キリンビバレッジ

 キリンビバレッジ(東京都中野区、堀口英樹社長)は10月27日、湘南工場(神奈川県寒川町)に産業用ロボットで茶葉を開梱(かいこん)し、投入する自動化設備を導入し、稼働を開始した。同工程にロボットシステムを適用するのは、キリングループとして初めて。

 システムはR1~R4の4台のロボットで構成される。R1は茶葉が梱包(こんぽう)された段ボールや紙袋が積まれた荷役台(パレット)を搬送。R2は段ボールや紙袋をデパレタイズ(荷下ろし)し、段ボールを開梱、解体。R4が内袋、紙袋をカットし、R3が茶葉をタンクに投入する。

 従来は最大25㎏の茶葉が入った段ボールから手作業で茶葉を投入しており、肉体的負担が大きかった。自動化設備を導入することで、老若男女を問わない柔軟な業務配置の実現や、茶葉の投入忘れおよび誤投入の防止につながる。今後は茶葉だけでなく、他の原料や資材も含めた自動化ソリューションの開発、展開を検討する。

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