海浜幕張駅でロボットがそばをゆでる、2本腕モデルが初稼働/JR東日本スタートアップ、コネクテッドロボティクス
番重から取り出し、ゆでる
JR東日本完全子会社のJR東日本スタートアップ(東京都港区、柴田裕社長)と調理ロボットベンチャー企業のコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者<CEO>)は3月10日、千葉市美浜区のJR海浜幕張駅改札外にあるそば屋「そばいちペリエ海浜幕張店」に「そばロボット」を導入したと発表した。
今後30店に導入拡大
そばロボットの導入は、都内のJR東小金井駅構内のそば屋に続いて2件目。東小金井駅では、ゆでる作業だけの「1本腕モデル」を昨年3月に導入した。東小金井駅で省人化などの効果が確認でき、運用中のトラブルもほとんどなかったため、駅の乗降客数がより多く、そば店の利用者も多い海浜幕張駅に導入を決めた。
駅の飲食店を運営するJR東日本フーズ(東京都台東区)の日野正夫社長は、「スタッフからは『ゆで作業をロボットがしてくれることで、お客さまに気配りをする余裕ができた』との声があった」と語った。
今後もロボット設置店舗を増やし、2026年までにJRフーズが運営する駅そば店30店にそばロボットを導入する計画だ。