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研究開発

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新会社を設立し、AI・IoT・クラウドでDXを推進/DMG森精機、WALC

大手工作機械メーカーのDMG森精機は7月15日、100%出資の子会社WALC(ウォルク、東京都渋谷区、桜井努社長)を設立したと発表した。2017年にDMG森精機内に開設した「先端技術研究センター」を子会社として独立させたもので、設立日は4月20日。IT企業も多く立地する渋谷区に拠点を構え、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術による変革)を推進するソフトウエアサービスを提供する。

[気鋭のロボット研究者vol.25] 減速機が変わると、ロボットも変わる【後編】/横浜国立大学 藤本康孝教授

藤本康孝教授などが開発した「バイラテラル・ドライブ・ギヤ」は、前編で紹介した協働ロボット向けの用途だけでなく、さまざまな応用の可能性を秘める。藤本教授は「自律して行動を決める知能ロボットの研究に貢献し、環境にやさしいロボットの開発もできる」と期待を込める。

[コラム] ロボット導入がもたらすもの

昨年、米国のマネジメントサイエンス誌にある論文が掲載された。「The Robot Revolution: Managerial and Employment Consequences for Firms」(ジェイ・ディクソン、ブライアン・ホン、リン・ウーによる共著)、無理矢理日本語に訳せば「ロボット革命:企業における経営と雇用の帰結」といったところか。1990年代半ばから20年分ほどのカナダ統計局の公開データを使い、ロボットの導入と雇用の関係を分析した力作である。

[気鋭のロボット研究者vol.25] 減速機が変わると、ロボットも変わる【前編】/横浜国立大学 藤本康孝教授

藤本康孝教授は、高い減速比を持ちながら小型で高効率な減速機を開発した。産業用ロボットでの使用に向く減速機では難しい逆駆動を実現。「世界初の技術」と藤本教授は話す。開発には業界の常識を打ち破る発想が欠かせなかった。従来は低効率と考えられた歯車機構を徹底的に見直して、画期的な減速機を生み出した。

[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.8]一歩先行くロボとは?

産業用ロボット展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」では、セミナーや主催者展示にも注目したい。会期3日目の7月2日には「新分野の学ぶロボット活用術」と題し、ロボットを使って新分野を切り開くベンチャー企業が登壇する。過酷な環境の農業や宇宙空間でロボットを使う先駆者から、製造業や物流現場で一歩進んだ自動化を実現するヒントを探る。

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