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導入事例

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[ロボットが活躍する現場 vol.22]難易度の高い自動化で得たノウハウと自信/シチズンマシナリー

小型の自動旋盤メーカーのシチズンマシナリー(長野県御代田町、中島圭一社長)は2018年から、積極的な自動化投資を進めている。工作機械を使った金属加工の前後工程で被削物(ワーク)を搬送する用途では、1990年代から産業用ロボットやガントリーローダーなどを使ってきた。この4年は難易度の高い組み立て作業や検査工程の自動化にも挑む。中島圭一社長は「社内の自動化で得た自信を、顧客にも還元したい」と話す。

アパレル倉庫に物流ロボット、人の「密」も防止/GROUND

物流倉庫向けの自動化システムを手掛けるGROUND(グラウンド、東京都江東区、宮田啓友最高経営責任者)は、都内にあるダイアモンドヘッド(東京都港区、柴田幸一朗社長)の倉庫で物流ロボットシステムの内覧会を開催した。約900坪(約2975㎡)の倉庫内で18台の搬送ロボットが稼働する。各作業者が特定のエリアだけを担うゾーンピッキング方式により、作業者の密集も防ぐ。

[SIerを訪ねてvol.28]多品種少量の溶接現場にも、効果的な自動化を/三葉電熔社

溶接業界では大手メーカーを中心に、大量生産品の溶接工程で早くから自動化が進んできた。一方、多品種少量生産の多い中小企業の現場では、職人の手作業に頼る場面が多く、自動化が進んでいない。三葉電熔社(東京都文京区、尾崎洋社長)は、そんな中小企業を中心に、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として自動化提案に注力する。元々は溶接に使う溶材を中心に扱う商社だった。しかし、「自動車業界の変革期」が叫ばれ、経営環境は一変。自社の変容も進める中、このSIer事業に光明を見いだす。

[ロボットが活躍する現場vol.21]道半ばのロボ切削も、大きな糧に/八槻木工所

東京都板橋区の住宅街にある八槻木工所(鈴木雄一社長)は、木製の特注家具や造作家具の製作を得意にする。都内にある立地を生かし、デザイナーの作品やテーマパークの造形物、個人からの依頼も引き受ける。工場には15年前から数値制御(NC)加工機を導入するなど、設備投資にも積極的だ。2016年には産業用ロボットを使った切削加工システムを導入した。まだ、使いこなす段階にはなく道半ばだが、鈴木社長は「現段階でも導入して良かった」と話す。

平田機工がAMR対応シミュレーションソフトを導入/ゼネテック

ゼネテックは9月13日、同社が国内総代理店として販売する3Dシミュレーションソフト「FlexSim(フレックスシム)」が平田機工に導入されたと発表した。採用の決め手は、自律移動型搬送ロボット(AMR)を使った自動化システムのシミュレーションにも対応できること。平田機工は生産システムの製造、販売を行うシステムインテグレーターで、「導入により短期間で業務効率を60%高めることができた」と平田機工グローバル事業本部営業技術部の井芹隆史課長は言う。

[ロボットが活躍する現場vol.20]実証実験スタート、箱交換に協働ロボを/三琇プレシジョン

産業用ロボットを導入した現場を紹介する連載企画「ロボットが活躍する現場」も20回目を迎えた。今回は、精密樹脂部品の射出成形を担う三琇(さんしゅう)プレシジョン(愛知県高浜市、岡本巌社長)を取り上げる。協働ロボットをいち早く導入し、さまざまな工程で検証しながら自社の生産現場に合った活用方法を探ってきた。模索を続けた末、成形品を入れる箱の交換作業に協働ロボットを適用できると考え、半年ほど前に実証実験を始めた。

アスクル物流センターにAMR34台を導入/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は6月22日、埼玉県日高市にあるアスクルの物流センターに自律搬送車(AMR)「ラピュタPA-AMR」34台を導入したと発表した。EC(電子商取引)向け物流倉庫で34台のAMRを稼働させるのは、同社にとって最大の規模。同製品の導入で生産性が従来比約1.8倍に向上し、ピッキング作業に必要な人員も同約3割減を達成した。

[特集 ロボットテクノロジージャパンvol.7]これを見に行く

RTJ2022には、ロボットをすでに導入したユーザーをはじめ、これからロボットを導入し、自動化を進める加工企業が足を運ぶ。特に愛知県で開催されるため、地元の中部地域から多くの来場が見込まれる。来場者はどんな目的を持って会場を訪れるのか――。どんな仕事をしていて、どんな工程のロボット導入や自動化を検討し、RTJ2022には何を見に行くのか。ここでは中部地域の加工企業の期待の声を紹介する。あくまで一部ではあるが、目立つのは、導入後も改善、変更できる運用しやすい自動化設備への期待だ。

[ロボットが活躍する現場vol.19]自社で立ち上げた、樹脂部品に価値を付加するロボット/hakkai

hakkai(ハッカイ、新潟県南魚沼市、関聡彦社長)は、樹脂部品の一貫生産を得意にする中小企業だ。特に10mm以下の微細で精密な樹脂部品の量産加工に強みを持つ。樹脂成形の生産現場には古くから産業用ロボットを導入してきたが、今年1月には自社開発のロボットシステムを稼働させた。関社長は「自動化は樹脂部品にパーツを付加し、価値も付加する一手」と胸を張る。

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