生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

特集・トピックス

RECENT POSTS

仮想空間での作業の検証が可能に/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBは9月、ピッキングロボット向けのソフトウエア「PickMaster Twin(ピックマスターツイン)」を開発したと発表した。ピックマスターツインはピックマスターの第3世代のソフトで、ピッキング作業の速度を15%向上させた他、物の形や構造、動きなどを仮想空間上にそのまま再現する「デジタルツイン」と呼ばれる技術を搭載する。仮想の生産ラインで作業を事前に確認できるので、ロボットの導入や調整にかかる費用と時間を削減できる。

過去最高を更新、2018年の世界のロボット販売額/国際ロボット連盟

ドイツに本部を置く国際ロボット連盟(IFR、会長・津田純嗣安川電機会長)は9月18日、世界のロボット市場を調査した「World Robotics report(ワールド・ロボティクス・リポート)」の概要を公表した。同調査によると、2018年の世界の産業用ロボット販売額は、過去最高の165億ドル(約1兆7800億円)を達成。出荷台数は42万2000台で、前年比6%の増加となっ

愛知にAGVの展示スペースを開設/明電舎

明電舎は9月26日、愛知県清須市の名古屋事業所に無人搬送車(AGV)の展示スペース「AGVファクトリー」を開設したと発表した。延床面積250㎡の空間に4種類のAGVを展示する。磁気誘導、レーザー誘導、自律誘導の3種類の誘導方式をそろえ、協働ロボットを搭載したタイプや、ユーザー自身が組み立てるキットタイプの製品も展示する。

スマート工場をワンストップで提供/チームクロス FA

最新の自動化技術を導入したスマート工場をワンストップで提供する企業連合Team Cross (チームクロス) FA が8月に発足した。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが幹事企業として参画する。「今後日本は生産技術を輸出すべき。海外では大規模な工業団地の造成が進んでおり、数千億円の売り上げ規模も狙える」と複数の幹事企業の代表を務める天野真也社長は言う。

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.3]製品PRしつつトレンドをキャッチ/コスメック

来年7月に開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」への意気込みを聞く本特集。商社の安藤に続いて紹介するのは、周辺機器メーカーのコスメック(神戸市西区、白川務社長)だ。RTJでは豊富な標準品ラインアップのPRに加え、来場者が自社設備としてイメージしやすいよう具体的なアプリケーション(使い方の例)としてロボットのデモ機を出展する。また、「展示会は自社製品を来場者にPRするとともに、われわれ自身がロボット業界の動向を知る場でもある。それが次年の戦略を練る材料にもなる」と白川社長は話す。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

国際シンポジウムで国内外の研究者・技術者が発表/ハーモニック・ドライブ・システムズ

減速機メーカーのハーモニック・ドライブ・システムズは8月29日と30日の2日間、東京都江東区の東京国際交流館プラザ平成で「ハーモニックドライブ国際シンポジウム2019」を開いた。1991年以降、約5年おきに開催するイベントで、国内外の研究者、技術者による最新研究の紹介や、ユーザー企業による同社製減速機「ハーモニックドライブ」の使用事例など、2日間合計で20件の発表があった。

工場内にはたったの3人 、24時間止まらない工場/アマダ

アマダ土岐事業所の金型工場「T876工場」がフル稼働を続ける。24時間、365日の稼働で、タレットパンチプレス用金型の生産能力を従来の1.5倍にあたる月産3万本、一人当たりの生産高4倍を実現した。しかも常時工場にいる人員はたった3人で、顧客からの注文を受けて最短3時間で出荷できる。最新鋭の自動化工場を取材した。

「人と機械の共生」で自動化/安川電機

安川電機は2018年7月、埼玉県の入間事業所内に「安川ソリューションファクトリ」を完成させた。デジタルデータの活用でより生産性を高める「「i³-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」の考え方を具現化した工場だ。「モノのインターネット(IoT)やビッグデータ、人工知能(AI)などの技術を使い、生産性は3倍、リードタイムは6分の1を実現した」と白石聡工場長は言う。

仮設用の移動式安全柵を発売/キャプテンインダストリーズ

ロボットや工作機械の周辺機器を輸入販売するキャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区、山下宏社長)は9月26日、移動式の安全柵「アクセレントモバイル・パネル(仮設用)」を発売する。スウェーデンの安全柵メーカー、アクセレントの製品で、キャスターが付いた土台や柱、パネルを自在に組み合わせて仮設の防護柵を構築できる。

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.2]優しくつかめるAハンド、加工現場でどう使う?/安藤

機械工具の専門商社の安藤(名古屋市昭和区、安藤仁志社長)は、来年7月2日から愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)で開かれる「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」に出展する。展示を予定するロボットハンド「Aハンド」は、シリコン製の先端(指)部分にエアを流して、内部のエア圧を調整して指の曲げ伸ばしをする。まるでタコの足のように柔らかく動き、優しく包み込んだり先端でつまむことができるため、柔らかい物や傷を付けたくない物に最適だ。ここでは初開催のRTJに出展する安藤の意気込みとAハンドの特徴を聞いた。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

TOP