
周辺機器の認証で接続をスムーズに/川崎重工業
川崎重工業は6月8日、ロボット導入時の機器接続の検討期間を短縮するためプラットフォーム「K-AddOn(Kアドオン)」を発表した。パートナー企業の周辺機器と同社製ロボットが接続可能かを同社が事前に検証し、適合する機器をKアドオンに登録。ロボットのユーザーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)は、登録機器を使うことで自社で検証することなく容易にシステムを立ち上げられる。
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川崎重工業は6月8日、ロボット導入時の機器接続の検討期間を短縮するためプラットフォーム「K-AddOn(Kアドオン)」を発表した。パートナー企業の周辺機器と同社製ロボットが接続可能かを同社が事前に検証し、適合する機器をKアドオンに登録。ロボットのユーザーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)は、登録機器を使うことで自社で検証することなく容易にシステムを立ち上げられる。
ヤマザキマザック(愛知県大口町、山崎高嗣社長)は6月1日、協働ロボットを使った自動化セル「Ez LOADER(イージーローダー)10」を発売した。Ez LOADER 10は、ファナックの協働ロボット「CRX-10iA/L」とビジョンセンサー、アルミ製架台、専用のソフトウエアを内蔵したタブレット端末で構成され、工作機械で加工するワーク(被加工物)の着脱作業を自動化できる。
カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は6月~7月にかけて、オンラインセミナー「簡単!ロボット活用術~ロボット導入までのステップとロボット選びのポイント~」を開催する。同社のシステムインテグレーション部門が、ロボット導入までの流れやロボットの選定方法、活用術などについて講演する。
アジア最大級の食品機械展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展) 2021」が6月1日~4日の4日間、愛知県常滑市の「アイチ・スカイ・エキスポ」で開催された。緊急事態宣言下だったが、来場者の数は初日、2日目、3日目と日を追うごとに増加。最終日はあいにくの天気だったにもかかわらず、3日目に迫る6006人の来場者数を記録し、会期4日間でのべ2万2420人が訪れた。会場には多数の食品機械やロボットシステム、ロボット関連製品が展示され、大勢の来場者の熱い視線を集めた。今回はロボットダイジェスト編集部が会場で取材した、出展者各社のロボット関連の提案を2回に分けて紹介する。
米国の3DプリンターメーカーのMarkforged(マークフォージド)はロボットユーザーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に向け、自社製の3Dプリンターを使ったロボットハンドの爪の製作を提案する。爪は従来、切削加工で製造するケースが多かったが、3Dプリンターによる積層造形に置き換えるとどういうメリットがあるのか? 日本法人の奥野仁孝アプリケーションエンジニアは「トータルコストや製造リードタイムを大幅に削減できる」と述べる。
ニチレイロジグループ本社(東京都中央区、梅澤一彦社長)は5月31日、グループ会社ロジスティク・ネットワーク(東京都中央区、盛合洋行社長)の新潟江南物流センター(新潟市)で、人工知能(AI)を搭載したロボット・デパレタイズ・システムを稼働したと発表した。システムを提供したのはMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)とオークラ輸送機。
ASPINA(アスピナ)ブランドでモーターやロボットハンドなどを製造、販売するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は6月2日、新たに搬送ロボットを開発したと発表した。同社が搬送ロボットを開発するのは今回が初めて。
東京エレクトロンデバイス(横浜市神奈川区、徳重敦之社長)は5月26日、不定形物のピッキングや仕分け作業用のビジョン・ロボット・システム「TriMath(トリマス)」の開発と実演を行うロボット施設「東京エレクトロンデバイス ロボットセンター」を6月1日に開設すると発表した。場所は、横浜市都筑区にある同社の都筑エンジニアリングセンター内。
物流向けの自動化システムを販売するオカムラは今月、物流拠点などで商品のピッキングに使うロボット・ピッキング・システム「Right Pick(ライトピック)」の新モデルを発売した。ライトピックはオカムラが米国のRight Hand Robotics(ライト・ハンド・ロボティクス)とパートナー契約を締結し、2020年2月より販売している。
日本ロボット工業会(JARA、会長・小笠原浩安川電機社長)は6月1日、2020年の年間統計を発表した。20年1月~12月の産業用ロボットの受注額、生産額、出荷実績(いずれも会員・非会員合計)をまとめた。