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2022.09.08

連載

[新連載 進化する物流vol.2]国際物流総合展に最新ソリューション集う【その1】

9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2022」が開かれる。アジア最大級の物流専門展で、今年は526社・2597ブース(8月30日時点)と過去最大規模での開催となる。同展に先駆けて、出展企業の目玉展示の一部を紹介する。

テーマは「安全・脱炭素・自動化」/トヨタL&Fカンパニー

トヨタL&Fカンパニーは自動運転フォークリフトなどを出展

 豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは「現場の数だけ、最適解はある。その物流にジャストソリューション。」をコンセプトに国際物流総合展に出展する。テーマは「安全・脱炭素・自動化」の3つ。
 自動化では、トラックの荷役作業に対応した自動運転フォークリフトを展示する。現在開発中の製品で、今回が初披露だ。その他、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナーで検出することで、自己位置を精密に把握できる自動運転フォークリフトなども展示する。

新機能付きパレタイザーを初披露/Mujin

Mujinは国内初公開のパレタイズシステムを披露

 Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は、知能ロボット6台、無人搬送車(AGV)13台を使用し、自社ブースとパートナーのブースに合計4つのシステムを展示する。
 国内初公開となるのが、パレット(荷役台)上に荷物を積み付ける「Mujin Robot(ムジンロボット)パレタイザー」などを使った「混載ケース積み付け出荷ライン」だ。積載効率や出荷先の品出し効率を考慮した積み付け計算に基づき、サイズや重量がさまざまな箱を自動で積み付ける。従来は、後工程の品出しを考慮した積み付けにするにはシャトルシステム(順立て装置)などの付帯設備が必要だったが、知能ロボットに「自動順立て機能」を追加することで付帯設備を不要にした。
 他にも、「Eコマース向け梱包ライン」や「トラック荷役作業自動化ソリューション」などを披露する。

ピッキングに計量技術生かす/寺岡精工

自律走行可能な計量機能付きのピッキングカートなどを展示

 寺岡精工(東京都大田区、山本宏輔社長)は、創業以来培ってきた計量技術を生かし、ピッキング作業向けのソリューションを会場でアピールする。
 ピッキング作業用のカートに自律走行機能を付与した「PGKA-4400」を展示。独自のアルゴリズム(計算方法)でピッキングの最短ルートを算出し、倉庫内を自動で走行する。計量器を内蔵し、ピッキングした商品の種類や数量を重量で検品することで、作業ミスを防止する。会期中は、コンテナのセットから商品の払い出しまで、一連のピッキング作業工程を実演する。

 ピッキングカートと、仕分けをするシャッターアソートシステムを電子タグ(RFID)で連携させた「重量検品アソートシステム」も初公開する。商品を積載したピッキングカートがシャッターアソートシステムに近づくと、商品を投入するシャッターが自動で開き、そこにピッキングカートに表示された商品を入れるだけで仕分けができる。

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