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2021.06.01

[特集FOOMA JAPAN2021 vol.8]アジア最大級の食品機械展、ついに開幕

 アジア最大級の食品機械展「FOOMA JAPAN 2021(国際食品工業展)」が2021年6月1日、愛知県常滑市の展示会場「アイチ・スカイ・エキスポ」で幕を開けた。

 今回で44回目になるが、愛知県での開催は初めて。「エンジニアリング・ロボット・IoT(モノのインターネット)分野」や「衛生対策・管理分野」など全19分野から、計661社が出展する。展示会場の全ホールを使用し、総展示面積は約2万5000㎡にも上る。
 今回展のテーマは「発想力が食の未来を変えていく。」で、出展者各社は食品業界の課題を解決する最新製品や技術を一堂に展示する。ロボットなどを活用した自動化提案も数多く見られそうだ。

主催者代表であいさつする日本食品機械工業会の海内栄一会長

 会期初日には開会式が催され、日本食品機械工業会の海内栄一会長(花木工業社長)は主催者を代表して「食品の安全や安全、多様化や高度化が進む消費者のニーズ、製造加工分野の人手不足など、食品業界を取り巻く環境が複雑になる中で、ウィズコロナの時代を迎え自動化や省人化など緊急の課題も山積している。こうした時代の変化や要請、国際化に伴う高度な衛生ニーズにも的確に対応する最先端の製品や技術、サービスの展示を通じ、食の未来への道筋を切り開きたい」と意気込みを述べた。
 また、来賓を代表し、経済産業省中部経済産業局の畠山一成局長がビデオメッセージで「愛知県は食品製造業が集積しており、今回の展示会にも地元の企業が数多く参加すると聞いている。展示会を通じていろいろなコラボレーションが生まれ、この地域の発展につながることを大変楽しみにしている」とあいさつした。

 その後、開幕を告げるファンファーレと共にテープが切られ、来場者が一斉に会場に入った。
 緊急事態宣言下にはあるが、今回展は万全の感染予防対策を講じた上で6月4日まで開催される。来場が難しい人に向け、ウェブ上で会場の様子を見学できる「360度バーチャルツアー」も1日午後から公開される予定だ。

 ロボットダイジェスト編集部は現地を取材して回り、各出展者の一押しの提案をリポートする。

(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)

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