[ショールーム探訪vol.18]虎ノ門で、ロボットの未来を体感/ゼアーレボ「未来ファクトリー」
ゼアーレボ(東京都港区、黒土浩太郎社長)は、協働ロボットを活用した自動化システムの設計などを手がける。今年6月、港区虎ノ門にショールーム「未来ファクトリー」を開設した。多くの人々が行き交うビジネス街で、ロボットの自動化システムを誰でも見られる貴重な場所だ。黒土社長は「子どもたちやこれまで製造業に縁遠かった人たちも、ロボットを身近に感じられる場所にしたい」と語る。
誰もが思わず立ち止まる
ゼアーレボは2021年に設立したロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。三品業界(食品・化粧品・医薬品業界)へのロボットの普及を目指す。 同社が今年6月に開設した未来ファクトリーは、高層ビルが立ち並ぶビジネス街として有名な虎ノ門に位置する。正面はガラス張りで、通りがかった人が室内をのぞける。取材日も、通行人が足を止め、興味深そうにロボットに目を向ける様子を見て取れた。 「夏休み期間は、家族連れや子どもが立ち止まって見ている時も多かった。ロボットが実際に動いている様子を誰もが見られるような施設は都内でも珍しく、未来ファクトリーがロボットを身近に感じられる場所になれば」と黒土社長は語る。