ショールームを全面改装、最新の物流自動化を提案/トヨタL&Fカンパニー
豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーは千葉県市川市のショールーム「トヨタL&Fカスタマーズセンター東京」を全面リニューアルし、4月6日にオープンした。最新の自社製品だけでなく、グループ内外の海外メーカーの物流機器も展示し、国内ベンチャー企業ともコラボレートする。「トヨタL&Fの改善ノウハウを生かし、最適なソリューションを提供したい」と宮島久典執行職は話す。
全面リニューアルは20年ぶり
トヨタL&Fカスタマーズセンター東京があるのは、JR東日本の京葉線・二俣新町駅の駅前。改札を出ると左側に見える建物が同ショールームだ。 「コンサルティング型ショールーム」を掲げ、トヨタ生産・物流方式のノウハウも活用しながら顧客に最適なソリューションの提供を目指す。
海外ブランドの製品も多数
ファンダランテの製品では、つり下げ式の高速仕分けシステム「ポケットソーター」を展示。レールにつり下げたポケットに物を入れて搬送、保管、仕分け、順立て出庫ができるシステムで、天井空間を利用するため床面は別の作業に使用できる。 米国の物流システムメーカーOPEX(オペックス)コーポレーションの立体仕分けシステム「シュアソート」も展示し、実演にも対応する。コンパクトなシステムで、平面構造の仕分けシステムと比べて設置面積を3分の1程度に抑えられる。「立体構造の仕分けシステムは珍しい。人は物を投入するだけ」(物流エンジニアリング部エンジニアリング室)という。オペックスは同社のグループ企業ではないが、トヨタL&Fが国内販売権を取得している。