目指すは家事のない生活、ロボット付き住宅を発表/MW
スタートアップ企業のMW(ムウ、東京都港区、成田修造社長)は、ロボットと建築、人工知能(AI)に関わる技術を融合し、先進的な住宅の開発を目指す。9月10日に「MW bot(ムウボット)」を発表し、家事支援ロボットが付帯する新たな住宅像を示した。
天井を走る家事支援ロボ
家庭内にモノのインターネット(IoT)機器を配置した「スマートホーム」の考え方は広がりつつあるが、MWはさらに進んだ住宅像を描く。9月10日に開いたMW bot発表会では、自律的に知覚し、判断し、稼働する次世代住宅の構想を明らかにした。
MW botは住宅内で稼働し、物を片付ける、洗濯物を畳むなどの家事を自動化する。構造は双腕ロボットに近いが、天井に設置したレール上を移動する点が特徴的。移動時はアームを折り畳んで周囲との接触を避け、目的の場所に到着するとアームを伸ばして作業を始める。
本体に合計3台のカメラを搭載しており、作業環境を認識して自律的に家事を進めるという。
2028年中の販売へ
来年9月にはMW bot付帯の木造住宅を横浜市内に建て、デモの実施を予定する。そこでロボットの能力や安全性などを検証した後、2028年中に住宅の販売を目指す。
現状でも、同社製のソフトウエアで室内の機器を一元管理するタイプの住宅は、販売済みと建築中を合わせて20件ある。
「MW bot付き住宅の価格は土地代込みで2億~4億円ほどを想定しており、タワーマンションに住むような人々をメインターゲット層に据える。長らく変革の起きていない住宅産業で、新たな価値を生み出したい」と話す。
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