プラスチック成形の最新自動化提案/2018名古屋プラスチック工業展
取り出しロボットメーカーも自動化提案
射出成形機メーカーだけではなく、取り出しロボットのメーカーも独自性の高い自動化提案に力を注いだ。 ユーシン精機は、取り出しロボットの新製品「FRAシリーズ」とスカラロボット、ビジョンカメラを組み合わせ、複数種類の材料を正確に判別したうえで自動搬送するデモを披露した。 同社は最近、取り出しロボットを軸としたロボットシステムのインテグレーションビジネスに力を入れている。今回の展示もその一環だ。 また、スター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は取り出しロボット本体に加え、取り出しロボットや多関節ロボットのハンドも展示し、来場者の注目を集めた。 同社は11年前の2007年に、取り出しロボットや多関節ロボットのハンドなどを製造する「アインツ事業部」を立ち上げた。段取り替えの手間を軽減できる独自の機構などを武器に、事業を拡大してきたという。 アインツ事業部の室田猛事業部長は「多関節ロボット用のハンドは価格優位性も大きな特徴。中国の自社工場で製造しており、コストパフォーマンスが高い」と強調する。
(ロボットダイジェスト編集部)