[実践! リスキリング:第1シリーズ]第2回:あっという間に、3Dモデルがぐーるぐる♪
使用感に好感
まず、基本操作や画面上のアイコン配置を学ぶ。
iCADの操作画面は、質実剛健な業務用ソフトといった雰囲気で、ウィンドウズの標準ソフト「ペイント」を高度にした印象を持った。
マウスの使い方の違いやショートカットキーの多さなどはあるが、基本的にはウィンドウズに近い操作感だった。
「各ボタンの役割や操作方法は自然に覚えるものなので」(講師)と、覚えたんだか覚えてないんだか程度で次に進む。ここまで講習開始から約20分。結構なハイペースだ。
基本操作をひと通り学んだら、9段階の1つ目「3Dモデルの作成」を学ぶ。テキスト本に従って、円筒形や直方体を配置していく。積み木やレゴブロック(※1)のような感覚でどんどんと積み重ねられる。
作成した個々のモデルの面や中心を合わせてくれる機能などもあり、ちょっとしたずれはシステムの側で整えてくれるのが気持ちよかった。
※1:世界的なブロック状のおもちゃ。ブロック下面の凹形状に上部の凸形状をはめて、連結できる。適度に固定されながら付け外しもしやすい凹凸にするため、ブロックの寸法は公差0.002mm以下に設定されていることを、この注釈を書くために調べて知った。
さらに、そのころにはマウス操作にも慣れ始めていて、3Dモデルの拡大・縮小や回転なども思ったようにできるようになってきた。
私の故郷の大スター、吉幾三さんの「俺(お)ら、東京さ行ぐだ(※2)」ではないけれど、「知識もねぇ、センスもねぇ、ボタンの配置も分からねぇ♪」という状況から、わずか30分ほどで「3Dモデルがぐーるぐる♪」までたどり着けた。
※2:1984年発売で、吉幾三さんを全国的な歌手へと押し上げた曲。「元祖ジャパニーズラップ」の一つともされる。2008年ごろから動画共有サイトでフラッシュ動画に合わせたリミックス版などが流行し、「IKZO(イクゾー)ブーム」も起きた。
それで、少し得意気になっていると、実践後に答え合わせとしてお手本を見せてくれた講師の作業が早いこと早いこと。
その早さも驚きだが、その早さで入力できるマウス操作やショートカットキーを備え、入力に追従して処理できるiCADの作動の軽さにも驚かされた。業務的な操作画面と合わせて、それこそ「鉛筆のように使ってほしい」という思いを体現する使用感に好感を持った。
次は形状編集に進む。
西塚 将喜(にしづか・まさのぶ)
大学卒業後、スポーツデータの分析企業に入社。国内プロ野球や社会人野球、米国大リーグのデータ収集と分析、それを基にした記事作成に携わる。データを扱うプログラミング言語「SQL」の知識を身に付けた。2018年ニュースダイジェスト社に入社。24年ファクトリーサイエンティストに認定、戦略MGを受講。25年ミツトヨ計測学院などを受講。1991年青森県生まれの35歳。
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〇[実践! リスキリング:第1シリーズ]第1回:鉛筆のようにCADを使えるために

