[iREX2025リポートvol.16] 西日本のロボット業界も開発盛ん/周辺機器・SIer編
SIerの展示は各社の特徴色濃く
ロボットを使ったシステムを開発するSIerは独自色が出やすいが、西日本のSIerとして特徴が色濃く表れたHCI(大阪府泉大津市、奥山浩司社長)と高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)の2社をピックアップする。
HCIは、自社開発のAMRと2本のロボットアームを組み合わせ、ヒューマノイドロボットとして開発した「RMM-01B(通称・ロボボにゃん)」を展示した。3Dプリンターで製作した部品を組み込んで機構を改善し、従来型から軽量化と肩幅の縮小を実現。重さは150kgから100kg、肩幅は約750mmから680mmと軽量・コンパクトになり、通路幅700mmでも通過できるよう大幅に改良した。
その他、協働ロボットの可搬質量を大幅に引き上げることができるバランサーを組み込んだロボットシステムを展示した。「協働ロボットの代わりに重さを支えることで、協働ロボットを使える場面が増える。最新のバランサーはロボットの動作に対する追従性が向上し、実用性が高まった」と担当者は語る。
高丸工業は、自社開発の遠隔操作溶接システム「WELDEMOTO(ウェルデモート)」を用い、遠隔で溶接するデモを披露した。ブースに設置したロボットの他、西宮市本社のロボットも遠隔操作してみせた。
iREX出展に合わせて、従来タッチセンサーで溶接の始点と終点を指定していた方式を、カメラで撮像した点群データを見ながらマウスでクリックする方式に改良した。開発を主導した高丸泰幸専務は「画面を見てクリックするだけ。あまりに簡単なので見せ場がないんです」と笑う。改良したウェルデモートは受注があれば納入できる状況で、「来場者の反応に手応えを感じている」と期待を寄せる。
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