2025.09.08
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導入支援の“輪”を全国へ広げる【前編】/全国ロボット・地域連携ネットワーク 松元明弘主査

4つのWGで活動

4つのWGを設置した

――活動内容をもう少し具体的に教えてください。

  ワーキンググループ(WG)を通して具体的な活動を展開していきます。設置するのは「地域支援モデル創出WG」「自動化コーディネータ育成WG」「事例及びコーディネータDB構築WG」「セミナー・ワークショップWG」の4つです。

――「地域支援モデル創出WG」の活動内容は?

 このWG内部に、全国の有識者や導入支援を担うコーディネーターが参画する「コーディネータ会議」を設置します。各地域の生産性向上支援の好事例を収集し、支援のノウハウや知見を共有して各地域の支援能力の向上を図ります。 

「コーディネーターの育成などを図る」と話す松元明弘主査

――「自動化コーディネータ育成WG」は?

 ロボットの導入支援を担うコーディネーターの新規育成と、既存コーディネーターのスキルアップを図るWGです。コーディネーターに求められる能力の全体像をスキルマップとして一覧化し、研修プログラムなどを策定します。

――「事例及びコーディネータDB構築WG」と「セミナー・ワークショップWG」は?

  「事例及びコーディネータDB構築WG」では、支援事例やコーディネーターを検索できるデータベース(DB)を構築します。事例はシステム構想の際の参考になることはもちろんですが、自社と規模感が近い企業の事例を知れば中小企業でも「これならわれわれでもできるはず」と意欲を喚起することにもつながります。「セミナー・ワークショップWG」では生産性向上の機運を醸成するための全国的なセミナーやワークショップを開催します。生産性向上やロボット導入の必要性を感じながらも取り組むきっかけがなかった企業の背中を押すイベントですね。

――どのWGでもコーディネーターが活動のポイントになっているように感じます。なぜそれほど重要なのか、その辺りは後編で詳しくうかがえればと思います。

――後編へ続く

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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