ドイツ・中国の協働ロボが日本に上陸!/リョーサン【後編】
多様な事業者と連携
新松は工場などでの採用を見込むが、フランカ・エミカは大学や研究機関の研究室への導入を主に想定する。
ユーザーが自由に使用や修正できるオープンソースの制御ソフト「ロボット・オペレーティング・システム(ROS)」で制御できるモデルもあり、多くの機関で研究用として採用される。稼働音が静かでデザインも洗練されているため、研究室に置いても違和感がない。
「両ブランドとも国内では『知る人ぞ知るメーカー』で、まだまだ認知度向上の余地がある。取り扱いを開始して、これからというときに新型コロナウイルス禍に見舞われた。出展を考えていた展示会が中止になり、顧客訪問もしばらくできなかったが、少しずつ営業活動を再開している。ウェブセミナーなども活用しながら多くの方にその魅力をお伝えしたい」と萩山プロジェクトマネジャーは話す。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)