[ショールーム探訪vol.31]幅広い産業に自動化を/トライテクス「ロボコラボ」
実はもう一つ…
認知度を高める
桑山社長は今後の課題に幅広い産業での認知度の向上を挙げる。幅広い産業をターゲットにロボコラボを開設したものの、現状は自動車関連の企業の来場者が多いという。「わが社には営業担当がいない。ウェブサイトを活用した『デジタル営業』を駆使しながら、SIer事業の取り組みをいかに知ってもらうかが課題。ロボコラボはロボット初心者も歓迎しているため、気軽に来場してロボットに触れてほしい」と桑山社長は話す。 ロボコラボでは近々、中国のDOBOT(ドゥーボット)の協働ロボットを導入する予定だ。桑山社長は「お試しで安く協働ロボットシステムを導入したいというニーズに応えるため、低価格帯の協働ロボットを新たに追加する。今後も協働ロボットや周辺機器などのラインアップを拡充してお客さまの選択肢を広げたい」と展望を語る。
(ロボットダイジェスト編集部 平川一理)
【取材記者より】
取材を通して、桑山社長と榊原常務がものづくりを心から楽しんでいる様子が伝わってきた。同社では「ものづくりを通してお客さまの困り事を解決したい」という桑山社長の思いから、専用機やアイデア製品の開発にも積極的に取り組んできたという。来場者の自動化に関する悩みに対し、周辺装置を長年手掛けてきた同社ならではの工夫が光る自動化システムをロボコラボで提案してくれるだろう。