[ショールーム探訪vol.15]中国・四国地方で自動化の情報発信/トリツ機工「SRSC」
多くのロボットメーカーを取り扱い
肝心のロボットは、7メーカー9台を常設展示する。ショールームに入って右手から反時計回りに、川崎重工業、不二越、安川電機、三菱電機、オークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)、ファナック、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)の7メーカーのロボットが並ぶ。SRSCを開設したトリツ機工の鳥津実社長は「できるだけいろいろなロボットを見ていただくため、あえて偏りをなくした」と話す。 鳥津社長がプッシュする見どころは、ファナックのロボットを使ったバリ取りシステム。工作機械を販売する機械商社だけに、金属加工の後工程のバリ取りに悩む顧客を多く見てきた。「バリ取りのプログラムは自社で制作した」と鳥津社長。「ロボットメーカーごとにプログラミングやインターフェースが異なる。SRSCではいろいろなロボットメーカーの製品を展示するため、SRSCのメンバーも各製品の取り扱いに習熟するまでが大変だった」と振り返る。