2021.02.10
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多品種少量生産の自動化に! ワーク脱着用のロボシステム/日成電機製作所

まずは3年後に5億円

「第3回名古屋ロボデックス」で初号機を初めて披露(提供)

 ワーク供給スマートロボットの開発を始めたのは2019年12月。  メイン事業の工作機械メーカー向けの自動化設備の生産は景気の波に左右されやすく、こうした事業環境を少しでも改善したいと考えた船橋社長自らが旗振り役となり、搭載するロボットの選定やシステムの仕様決めなどを進めた。  そして、20年10月に名古屋市で開催された「第3回名古屋ロボデックス」で、初号機を初披露した。「動作設定やティーチングが簡単にできる点に多くの来場者が興味を示した。確かなニーズを感じた」と船橋社長は手応えを語る。  現在はテストユーザーと共にシステムの評価や検証を進めており、今年4月から受注を本格的に開始する。本体価格は1200万円。  今後は①中小企業への直販②商社経由での販売――の2つのルートで顧客開拓に取り組む。直近では、第3回名古屋ロボデックスで接点を持った中小企業を中心に、アプローチをかける考えだ。  船橋社長は「まずは3年後に5億円の売上高を目指す」と意気込む。

(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)

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