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2020.03.16
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製造業の川上工程でPF戦略と自動化が加速【前編】/ダッソー・システムズ

業務効率化の鍵となる「ロール」とは?

3Dエクスペリエンス・ワークスには多くの機能がある

 SWユーザーが3Dエクスペリエンス・ワークスを使う大きなメリットは、他工程のソフトと連携することで、製品開発のスピードを加速できる点にある。  しかし、PF上にある多彩な製品群から、自分が必要な機能だけを上手く選べるのか――。そう疑問に思うかもしれない。  これに対しバッシCEOは、必要な機能だけを効率的に選択できる仕組みを新たに提供すると発表した。具体的には、PF上に無数にある機能の中から、特定の業務を遂行するのに必要な機能だけを「ロール」と呼ばれる単位でまとめ、ユーザーに提供する。  例えば、「3Dクリエイター」のロールには「xデザイン」など設計者向けの機能がまとまっている。  SWユーザーは自社の業務に合わせ、3Dエクスペリエンス・ワークスの中から必要なロールを選べばよい。膨大な製品群から必要な機能を、時間をかけて選ぶ手間がなくなり、業務を効率化できる。

時間もコストも節約

バッシCEOは、時間とコストが削減できると何度も主張した

 ロール単位で必要な機能だけを購入できるため、ユーザーは時間だけでなくコストも節約できる。  バッシCEOは「余った時間やお金は、技術革新を生み出すことに充てられる。また、PF上では設計だけでなく、解析、製造、サービスなどの各工程の全ての関係者や情報がつながり、統合された世界ができあがる。開発中の製品や、それに関わるプロセスなどの全ての情報をリアルタイムでチームや顧客、販売代理店と共有でき、従来はばらばらだった各工程が一つの輪のようになる」と3Dエクスペリエンス・ワークスの優位性を強調した。

「スタンダード」「プロフェッショナル」「プレミアム」の3つの販売形態を用意する

 3Dエクスペリエンス・ワークスは、どういう形で販売されるのか。  販売形態には「スタンダード」「プロフェッショナル」「プレミア」の3種類を用意した。3種類全てに、設計に関連した「3Dクリエイター」や「3Dスカルプター」、データ管理の「コラボレイティブ・インダストリー・イノベーター」、プロジェクト管理の「コラボレイティブ・ビジネス・イノベーター」のロールは含まれる。  SWユーザーは3種類の販売形態から、求めるグレードの3Dエクスペリエンス・ワークスを選ぶだけで、PFのメリットをすぐに享受できる。なお、日本の販売開始の時期は未定という。

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