製造業の川上工程でPF戦略と自動化が加速【前編】/ダッソー・システムズ
業務効率化の鍵となる「ロール」とは?
SWユーザーが3Dエクスペリエンス・ワークスを使う大きなメリットは、他工程のソフトと連携することで、製品開発のスピードを加速できる点にある。 しかし、PF上にある多彩な製品群から、自分が必要な機能だけを上手く選べるのか――。そう疑問に思うかもしれない。 これに対しバッシCEOは、必要な機能だけを効率的に選択できる仕組みを新たに提供すると発表した。具体的には、PF上に無数にある機能の中から、特定の業務を遂行するのに必要な機能だけを「ロール」と呼ばれる単位でまとめ、ユーザーに提供する。 例えば、「3Dクリエイター」のロールには「xデザイン」など設計者向けの機能がまとまっている。 SWユーザーは自社の業務に合わせ、3Dエクスペリエンス・ワークスの中から必要なロールを選べばよい。膨大な製品群から必要な機能を、時間をかけて選ぶ手間がなくなり、業務を効率化できる。
時間もコストも節約
3Dエクスペリエンス・ワークスは、どういう形で販売されるのか。 販売形態には「スタンダード」「プロフェッショナル」「プレミア」の3種類を用意した。3種類全てに、設計に関連した「3Dクリエイター」や「3Dスカルプター」、データ管理の「コラボレイティブ・インダストリー・イノベーター」、プロジェクト管理の「コラボレイティブ・ビジネス・イノベーター」のロールは含まれる。 SWユーザーは3種類の販売形態から、求めるグレードの3Dエクスペリエンス・ワークスを選ぶだけで、PFのメリットをすぐに享受できる。なお、日本の販売開始の時期は未定という。