2024.04.11
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5年ぶりの自社展で自動化を提案、95社が出展/五誠機械産業

バラ積みワークのピッキングを自動化

安川電機が展示したバラ積みピッキングシステムは、上に取り付けたカメラでワークを認識する

 五誠機械産業と同じく九州に本社を構える安川電機は、産業用ロボット「モートマン-GP7」にカメラを取り付けたバラ積みピッキングシステムを展示した。こちらは九州ロボットセンターに常設展示しているシステムだ。  箱の中に乱雑に入っている棒状の金属をカメラで認識し、取り出すせるものをつかんで隣の台に整列する。  「ワーク(把持対象物)をきれいに整列させてからロボットにピッキングさせるのは手間がかかる。ばらばらの状態からピッキングできることでより自動化が進む」と話す

ヒト型ロボットの強みを見せる

 カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)はヒト型協働ロボットの「NEXTAGE(ネクステージ)-NX01C」が、3つのブロックを組み替えた後、持ち上げて来場者に見せるデモを展示。人に近い形状をしているため人がいる現場でも違和感なく導入できる。  持ち上げたワークに対しての部品の取り付けや、ワーク同士を空中で組み付けるなど単腕ロボット単体では難しい動作も双腕のヒト型ロボットは可能だ。このメリットを生かして、組み立て現場への導入を狙う。  会期2日目は土曜日ということもあり、子どもたちが同製品を見て楽しむ光景も多くあった。

(ロボットダイジェスト編集部 西山勝哉)

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